刀ミュ衣装についての感想と考察

服飾のプロ目線の刀ミュ衣装についてのあれこれ

あつかし巴里とその他について思うこと

2019.07.22追記

内容をより伝わりやすくするために、原文・編集の2人体制でブログを書く事にしました。当エントリも後日編集・再構築してUPし直します。

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 -----------------追記ここまで-----------------

 

 

過去の他の公演のまえに、あつかし山異聞2018巴里を見て思ったことをかいておきます。

個人的な感想です。勝手な想像です。異論は見とめます。そして配信で三回くらいしか見れていないのでちょっとうろ覚えなところがあります。

らぶフェスでもう一度見てから、とも思いましたが今感じていることを書いておきます。

 

あつかし巴里の二部衣装はデザイナーさんが今までの方(農本さん)ではありません。

本公演を取れなかったので配信が初見となりましたが、そのまえにネットで「戦隊っぽい」「衣装変わったのにしばらく気がつかなかった」というコメントを見かけました。

そんなのってどんな衣装だろ、っていろんな意味でわくわく。

見ての感想は、あーうん、まあそうね。でした。

このなんとも言えない感想になった理由を自分なりに考えてみました。

 

まず、今までのデザイナーさんの二部衣装に慣れすぎていた

キャラのイメージはしっかりと保ちつつ、『戦装束』や『刀剣』のイメージにとらわれないデザインの二部衣装でした。パンクロックっぽいのとか王子様系とか、普通の刀剣乱舞のイメージからは出てこないやつです。でも違和感がなく、ステージ衣装としての派手さもありました。そして第一形態から第三形態まで脱ぐ度に観客の予想を超える変化。それにすっかり慣れていたのです。

 

じゃああつかし巴里の二部衣装はどうなのかといわれると「悪くはなかった」という感想です。

「『刀剣乱舞』の『刀剣男士』の戦装束とは違う衣装を作ってくれ。各キャラのイメージを大事に色は元(戦装束)の色をベースに」と言われたらああなるかな、と。

刀剣だし和っぽさをのこしたり、キャラの戦装束から連想されるような雰囲気をもって。

驚きもいい意味での裏切りもありません。正統派の真面目な感じ。遊び心が足りないともいえます。

ただ、配信で見た限りではとてもきれいでした。シルエット(ライン)も縫製もとっても。ただそこに感心して見惚れてました。

このあつかし巴里の二部衣装の印象は真面目な優等生です。

 

なんというか、得手不得手なのかなあ。

このデザイナーさんがもっと遊んだデザインでやってくれたやつを見たかったなという気もしますが、私は農本さんのファンなので次は戻して欲しいと願っています。

 

ちなみに巴里の白いブーツが違和感満載でしたが、天狼伝では蜂須賀さまが白ブーツなんですよね。蜂須賀さまはものすごくしっくり似合ってるんです。

巴里はシンプルな白のロングブーツ、蜂須賀は編み上げで紐が金色。こういうちょっとした差がいろんなところに出ているなと感じました。

 

らぶフェスでもう一度じっくり二部衣装を眺めたいです。もしかしたら考えがかわるかもしれません。

巴里の二部衣装は今イチと思った方は、デザイナーによる違いや”自分が素敵だとおもうポイント”を探しながら見てみると面白いかもしれません。

あれ、もしかして他の公演もらぶフェスまでに書いておいた方がいいのかな。

端的に私イチオシポイントをまとめられたらなと思います。読んでる人いるのかどうかですけども。

つはもの二部衣装

2019.07.22追記

内容をより伝わりやすくするために、原文・編集の2人体制でブログを書く事にしました。当エントリも後日編集・再構築してUPし直します。

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図解があった方がいいとアドバイスをいただきまして、ラフですがかきました。(絵が描けなくてもパタンナーにはなれますよ!) 

やっと本題の二部衣装についてです。

初めての本公演は「つはものどもがゆめのあと」

そうです、キャラ推しの膝丸(&髭切)が出ているやつです。

これはミラクルが起きてものすごくものすごくいい席だったんです。

そんなわけでやっぱりのぼせて見惚れているうちに終わったという…

劇場で見たのにライブビューイングで「あれ?こんな衣装だったっけ??」ってなったレベルです。

動画を見返して気づくことも多く、初見の感想はもうだいぶ薄れてしまっているのでまるっとまとめて書きます。

 

まず二部衣装について全体的なこと

初めてのらぶフェスでとっぷり沼に踏み入れた私はさっそくdアニメストアで過去の公演を全部見ました。(dアニ便利ですねー)

全体を通して感じたことは、

二部衣装は統一感と個性、よりかっこよくより美しく

そして何より萌えポイントを押さえている!!!

こっちを萌え殺す気かと、本気で思いましたね。

全公演を一気見したせいで、公演を重ねる毎に改良や工夫がなされてるような試行錯誤なのかな〜というのもありました。

回を重ねてよくなっていくということは、よくしようと努力しているということです。

個人的な意見ですが、仕事に対して向上心とプライドがない人は好きにはなれません。二部衣装のデザイナーさんは全然知らない人(この時点で)ですが、かなり好きになりました。

 

具体的には、キャラ(この言葉で統一します)の雰囲気に合わせるのはもちろんのこと、それぞれがかっこ良く見えるデザイン、それぞれの動きにあわせたデザインです。

そして第三形態までの衣装変化もひとつのパフォーマンスだなと感じました。

バッと脱ぐと「おおおっ!」となる。予想の上を行く衣装の変化。それにより更に盛り上がる。

これは予備知識なく何も知らずに観劇して感じたことです。

 

装苑9月号の特集「進化する衣装の世界」で二部衣装のデザイナーさんのインタビューが載っています。三万年ぶりに装苑買いました。

そのインタビューで語っていらしたことはまさに私が感じていたことで、さらにはこちらの想像以上に真剣に真摯に取り組んでいらして、勝手にものすごく好感を持ちました。なんならファンです。あと十歳若かったら働きたいです。

 

公演ごとに衣装の感想を書いていきますが、根本は上記なので同じことを何度も書くような気がしています。見逃してください。

 

つはものの衣装

つはものの衣装が総合的に一番好きです。推しキャラがいるというのを差し引いてもです。なので今回が一番長くうざく語ります。

今回はやたらに長いので、強調してある部分だけ見てもらっても大丈夫です。

 

第一形態(コート)

ケープと袖無しのコート。コートの身頃は白地がベースで裾にグラデーションで各キャラの色で染めが入っています。長めのケープも各キャラの色。

各キャラの色の例外は源氏兄弟。キャラ色はペールイエローとペールグリーン(ペンラの色表記)。ここでその色ではなく、髭切は裾はブラウン、ケープは黒(裏地が濃いベージュ)、膝丸は裾とケープは濃いカーキ(裏地は薄いカーキ)。

これは薄い色を使うと締らないのと、戦装束が黒と白というところからと予想。

源氏兄弟が白とパステルカラーじゃ、なんか、ねえ…

 

実は「つはもの」だけがコートが袖無しなんですよ。袖は第二形態のジャケットの袖なんです。

特に三日月と小狐丸は着物風の袖でカラーも鮮やかなんですが、ケープの色が各キャラの色なのでしっくりと収まっていて、普通にコートの一部だと思いました。

そして、このコートはキャラに寄ってデザインが微妙に大きく違います(日本語が変です)。

髭切はくるくるとターンするダンスが多く、コートの丈が長めでボリュームがあります。動きにあわせて裾がふわりと広がってきれいです。(今装苑をみたら布幅7mって書いてありました。すげえ)

膝丸は足を上げたり大きく広げるのでコートの丈が短めで嵩がなくすっきりとしています。

今剣ちゃんはケープの長さとコートの長さとパンツ丈が絶妙なバランスで可愛らしいです。ケープは衿も飾りもなく軽く動くとひらひら。コートも重ねになっているかな?ひらひらして軽やか。そして、裾の染めが赤(ピンク)なんですよ!!ちなみに靴も赤です。

岩融、三日月、小狐丸はコートの丈もボリュームもそこそこです。

が、それぞれまた微妙に異なります。

まず小狐丸はケープが長くマントのようです。芥子色にあの銀髪が映えます。小狐丸のケープの裾には房がついてます。(緞帳についてるフサフサみたいなやつ)

三日月さんは袖が着物風でそれが見え隠れする丈の紺色のケープ。衿端と前端に同色のブレード(テープ状の飾り)がついていて豪華に見える。ほんとに細かいんですが、そのブレードが衿は同色、前端はラメ入りなんです。その使い分けが豪華さと品の良さに繋がっています。反して肩章はゴールドでポイントになっています。

三日月さんのコートのラペルがグラデーションになっているところがそのこだわりに感服しました。

岩融はケープのボリュームが軽く、動くと肩から腕ががつんと出てます(第二形態の黒い袖)。たくましいです。

ちなみに靴は今剣ちゃんが赤のショートブーツ(これがほんとに可愛い)、他は黒のブーツです。三日月だけ履き口が金色で細いチェーンの飾り付き。

コートのディテールはピンタックとか衿の部分も微妙に形をかえてたり岩融は合皮かな?つかってたり三日月と小狐丸はウエストマークしてるとか色々あるんですが、それだけで文章が長くなるので映像を見る機会があったらそんなところも少しだけ注目してみてください。

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つはものマント


 

第二形態

和ですね。和っぽい布地はジャガート生地(布の織で模様が入っている)。

生地に凹凸があると舞台で映えます。しかもラメ入りもあり。豪華さは三条と源氏の重宝にぴったり。

ここでも各キャラに寄る工夫があります。前述の動きに合わせた髭切と膝丸。

髭切はジャガート生地の白いジャケットで丈が長くウエストから下がややフレア(広がっている)ので踊ると裾がひらっとしてかっこいい。裾が正面部分だけカットされているデザインは面白いです。パンツは濃いベージュ(黄土色)。髭切なら白じゃんってところですが、上下白だとビミョーだしかといってパンツが黒っていうのも面白みがないです。腿にすこしゆとりを持たせたパンツは膝からはタイト。脇に金のブレード飾り。踊っているときの姿が本当にかっこ良く見えます。

膝丸は髭切と反対で丈の短いジャケットに脇だけ長く布がついているデザイン。足さばきに邪魔にならずインナーの白いシャツが見えるオイシイ丈にひらひらする布がダンスに華を添える。パンツは髭切と似たシルエットで、こちらはセンタープレスの位置に金の細いブレード。ジャケットは黒に銀のラメでかなりきらきらしている分、パンツは主張のない黒い生地。

髭切と膝丸は対を意識されている様子で、ジャケットの肩の部分のデザインやパンツにそれがよく現れています。

今剣ちゃんは薄い藤色のジャケットの形がワンピースみたいにウエストをしぼってスカートのように裾広がり+白のクロップド丈パンツ(しかも裾がちょっと広がって赤い紐付き)でキュート。着物風の袖の裏地も赤で、各所の赤が全体を締めています。

その赤と同じように黄金色も、前見頃にラペル風に切替でいれてあったりウエストのリボン(後ろでリボンです!!)につかってあったりとデザインポイントです。

小狐丸はこの時点ですでにへそチラしてますよね?ね?大丈夫ですか、審神者のみなさん。ジャケットのベースは凹凸のある生地で芥子色というより黄金色。前見頃に同色系の柄生地、そして所々を黒の縁取り(合皮でしっかり幅をとってあるので存在感がある)で締めてます。ジャケットは後ろだけ丈が長くへそチラしててけしからんもっとやれ。動くと裾がひらっと体にあとからついてくる感じがいいです。しかも裾の裏地が黒ですよ、かっこいい。グレーのパンツはタイトでブレードでアクセントが入ってますが、ジャケットが派手な分押さえているのかな。

三日月はなんかもう全てが神々しい。なんでだ…(諦めずに一時停止してよく見ました)

まずジャケットのベースの紺色の生地の深い色が上品。前身頃の別生地が黒と金で成金大名みたいな柄なのに嫌味がない分量。袖口に金のブレード。袖の中が白、ジャケットの裾も白で太目の縁取り(切替)。そしてパンツは白。

白の縁取りの内側に金のブレード?、切替の間に赤のライン。これはほんとにちょっとしたところでぶっちゃけ作る時に面倒くせってなるやつなんですが、あるとないとでは大違いのスパイスです。

つまりは、上品な深い紺色を基に白と金、そして赤と黒を効果的に使っています。

計算され尽くしたというか、多分感覚で作ってらっしゃるんでしょうがものすごいバランスです。

なんていうか、ほわーっと見惚れます。

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つはもの第二形態

岩融はいつもフードなんですよね。毎回あるものってのも好きです。ジャケットは黒ベースに前身頃の切替の生地は黒地に模様入り。この別生地の分量が他のキャラに比べて控えめです。全身が黒だけど、ジャケットの裾の縁に金のブレード、肩に紫の紐でできた飾りや半袖口の切替が紫と随所に飾りがあるので地味にはなりません。肩袖が半袖でもう片方が袖口が広がっている形状です。半袖でその逞しい腕をチラ見せですよ。パンツは腿がゆるっとしていて裾にかけてタイトになっていくシルエットにショートブーツ。パンツのサイドにジャケットの切替と同じ柄の布が使われています。シックにまとまっているところが岩融っぽいです。ゆるめのパンツにショートブーツって岩融に最高だな!

 

そして、髭切の白のジャケットは内袖が別布なんですよね。同じ白で袖の内側だから気づきにくいけど。これはたぶんここだけストレッチ性のある布にしてるのかな?かっちりしたジャケットって動きにくいですよね。その辺をカバーしているのかと思います。

もしくは摩擦かなあ?と真相はわかりませんが、工夫されています。

 

第二形態でこんな長文書いてしまいました。引きますね、自分で。

ちなみに細かいところを確認したいので再生しながら書いています。かっこいい。

さていよいよ最終形態です。荒ぶって書きます。

趣味嗜好と変態発言がでます、先に謝っておきます。

 

第三形態

一番露出が多いあれです。

今剣ちゃん

トップスが赤にラメ入りです。肩紐がバッククロスになっていて肩から肩甲骨の辺りまでガッツリ見えてます。サービス!なんだけど、短刀ちゃんの露出多すぎると審神者の心がいたいからその辺のちょうどいいところで止めてくれてる感じです。

髭切&膝丸

髭切だけ袖付きです。半袖。膝丸はノースリーブなのに。分かってる!分かってるじゃんそうなんだよ!!と内心荒ぶりました。

膝丸はノースリーブのラインがタンクトップ寄りというか少し中に入っています。そのせいでたくましい肩がすっごくきれいに見える。この腕大好き。

そして二人ともトップスの後ろ裾が山形にカットされてます。通常状態ですでに腰(っていうかあの背骨の窪み)が見えてます。これ、踊るともっと見えるんだぜ…

丈が短いから脇チラ腰チラがヤバい

ピッタリフィットしたトップスが体のラインをひろうことで漂う色気。

パンツの腰の脇にふわふわした飾り布がついていて、踊りに合わせて動きが出るのもいいです。この布は膝丸はパンツと同じ黒、髭切はオフホワイトです。この色選びも絶妙ですね。

源氏のお二人は太腿がしっかりしているので、その辺の体型も考えてのパンツのシルエットなのかもしれません。私はあの刀剣男士(戦うぜ)らしい脚すきです。

三日月

言わずもがな、美しいお背中。もうそれ以外説明いらなくない?

敢えて説明するなら、前から見たらホルターネックなので肩は出ているものの着物風のあわせに丈も短くないので普通に肩出しサービスかな☆って見せかけての背中ガッバー!!っていうとこですかね。

白いパンツの太腿に戦装束の袴にある丸の一列模様とおなじのが金で箔プリントされてます。凝ってる。トップスも半身でラメ入りとラメ無しで分けてました。

あと、三日月さんは手甲なんですよね。

岩融

だらーんとしたタンクトップ型の白いトップスに黒の着物風のインナー。ゆるっとした感じが普段の岩融っぽい。

で、黒い手袋(片手は肘下丈、もう片手は手首まで)。

逞しい腕は見せておいて手袋はしちゃう。余計にその素敵な腕が目立つ!ありがとうございます!

小狐丸

第二形態から既に見えていたおへそ。見えてます。ベージュっぽいゴールドのタンクトップ。裾に銀色のスパンコールっぽいブレード飾り。

首から右肩にかけての黒のアイテム(名称なんですかね)が、肌を隠してるのに色気が見える不思議。左の腕の黒い腕章も色気倍増アイテム。

 

だいたいみんな首に巻いてるじゃないですか。あれ、ほんと色気増しですよね。

 

真面目な話をしますと、上記でざくっと衣装説明しましたが、岩融の白のタンクトップには赤い縁取りがあったり、今剣ちゃんはあわせの中に白を重ねてたり、三日月と小狐丸は金色、膝丸は黒と金のブレード、髭切は金のブレード、とデザインに差し色を上手に使っています。こういう部分で、舞台映えのする行き過ぎない派手さが出ています。今剣ちゃんは金色のリボンとあわせてパンツの腰脇も金生地で切替はいってます。

 

今思い出しましたけど、公演の記憶が飛んでるのってこの第三形態のせいなんじゃないかな。らぶフェスでもびっくりしてガン見してたけど、それよりも近くでこんなの出されたらさあ…よく生きて返って来れたな、って思いますね。

ちなみに小狐丸さんのファンサに被弾しまして(並びの小狐推しのお姉様にぐいぐいファンサしてた)、すき♡ってなりました。

見ると好きになります。ちょろいです。

 

こんな感じで二部衣装について気づいたことを書いてみました。

途中、とくに後半荒ぶってしまいました。すみません。でも仕方がないですね。

 

第三形態は観客のツボをついてくるデザインがけしからん!!もっとやってください!デザイナーさん最高!!

デザイナーさんも俺らの仲間かな?って一瞬思いましたけど多分違いますね。

人の体の美しく見える部分とか、見せると下品になるところとかあるんです。あとはその人が一番きれいに見える丈や形とか。

女性だと似合うスカート丈が足の形によって違う話って一般的だと思うんですけど、そう言うことです。

舞台で映えるというのと合わせて、そういうのもよく考えて作られている衣装だなと感じました。

 

もう数えきれない程に各公演を再生しているので、最初は「かっこいいー」とぽけーっと眺めていましたがだんだん、このかっこよさはどこから来るのか?このメンバーでこのキャラにこのデザインを持ってくるのは何故か。そんなことを考えながら見るようになって、こんな風になりました。

次回はまた別の公演の二部衣装について書きます。需要はあるのかりしませんが、自分自身の備忘録にもなります。

ちなみに総合して一番好きなのはつはものと書きましたが、厳島神社の白い衣装が大好きです。好きすぎて冷静に見れず、解説出来ません。そのうち落ち着いてみます。

 

このBlogは二部衣装について書くために始めたので、公演分書ききったら終わりです。Blogを開設してから気づきました。書ききったあとはその時にまた考えます。

そして、Twitterとか連携していないので疑問とか指摘したい点とか共感とかなにかしらありましたらコメントにどうぞ。

 

長文読んでいただきありがとうございました。

次回以降はこれ以上長くなることはないと思います。

初めて動く刀剣男士を見たときの衝撃と戦装束について

2019.07.22追記

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初めての2.5次元がらぶフェス2017。

なんの予備知識もなく行きました。

とりあえずうちわだけは調べまくって作った。今思えばその前にやることあるだろと冷静に思えるのですが、ちょっと頭がおかしかったんでしょうね。

動画が配信されているのもよくわからなかったので、刀ミュの公式サイトのメインビジュアルしか見てない状態です。

奇跡的に良席だったのでかなり近くで見ることが出来ました。

 

とにかく再現度すげえ。刀剣男士が動いてる!!

ぽっかーん。

そして、衣装チェンジ。

何それ聞いてない!ってリアルで口から出ていたと思います。

(予備知識がないにもほどがありますね、ほんとに)

内番服もあるの知らなかった。

口半開きでガン見している間に公演が終わりました。

かっこいい!すごい!しか出てきません。

まあそんなわけで、のぼせたままで終わったので衣装については後日の動画配信をじっくり何度も見て気づくことがほとんどです。

アリーナ席で見上げる状態だったので衣装までよく見えなかった部分もあります。

 

衣装については映像と持っているものはパンフレットを見て書いていきます。

 

本題の衣装について(戦装束)

刀ミュの予備知識がなくゲームのキャラだけはめちゃくちゃ分かる状態の私が公演を見て

刀剣男士が画面から出て来た!!と普通に思った=再現度が高い

二部衣装はかっこいい!すごい!素敵!!とキャラと衣装の違和感がなく見惚れた

この二点は当たり前のことですが実はとても難しいのではないかと思います。

(二部衣装については公演ごとに別に書きます)

 

まず、戦装束ってイラストを立体にしていますね。ゲームのキャラを作る時にどこまでを考えていたのか(2.5にすることとか)はわからないのでここでは無視します。

絵ならいくらでも何でも描けるんですよ。天女の羽衣みたいな空中に浮いてるものとか重力無視のでかい羽とか…

じゃあそれを作ってくださいって言われると、まあそのままは無理ですね。

コスプレ衣装作ったことがある人なら分かるかもしれません。

とうらぶの戦装束ってそんな難しいのある?って思うかもしれませんが、あれを着て動けなければいけない&公式作品としての完成度を求められるので厳しいと思います。

図録(+なにかしらの資料)しかない状態で、生地から選んで見られる物を作る。

ぶっちゃけ仕事で依頼されたら断りたいです。

後日トライアル公演の配信を見て試行錯誤の軌跡を感じました。

図録で三日月さんのお衣装解説読んで、うげぇって感想しか出ませんでした(つい作る方で見てしまったので)

 

全体のイメージをそのままに、服として成立させるために省略するところと残すべきところ。

イラストの比率をそのまま服にするのではバランスが崩れるのでちょうどよく決まるバランスにする。

(巴形さんのリボンや羽が例としてはわかりやすいですね)

 お着替えをするので着付けに時間がかかると困る。

 

具体的には、行灯袴(スカートのような筒の袴)のキャラでも動きを優先して普通の袴にしている

今剣ちゃんの高下駄は普通の草履になっている

 

現実的です。ちゃんと殺陣できます。

でもキャラのイメージは崩れていません。

動いても着崩れない工夫もたくさんされていると思います。

(激しい動きではだけるのと着崩れるのはちがいますので) 

 

興行としてお金を取ってみせているんだからもっとちゃんとやって!というコメントを見かけることもありますが、うんまあ、うん…

推しキャラがイメージと違ったらやっぱりちょっとそんな風に言いたくなるかもしれませんね。

全体的には、よく出来ているなあと思いました。

 

私の好きなキャラ膝丸(+つはもので沼った髭切)だけ熱く語りますよ。

完璧でした。ありがとう!!

袖の房が動きにあわせて揺れるのが大好きです。

源氏兄弟は白と黒と対比がわかりやすいデザインですが、ディテールはそれぞれですね。

まず二人ともジャケット丈が絶妙。膝丸は短すぎず長過ぎず、動くと白いシャツがガッと見える。あれ以上短かったらボレロみたいだし、長かったらシャツ見え分が足りない。髭切のジャケットは羽織っているだけなのにあんなに動いても型くずれしない。ヒップが一番きれいなラインのジャケット丈。

そしてパンツはジャストウエスト。図録と同じ、髭切はセンタープレス。

きっちり感がすばらしいです。

ラペル(折返っている衿)の大きさが少し違っただけでも印象ががらっと変わるので、いいバランスだなあと思います。

前端のあわせのところの持ち出し分の布(紫色っぽいジャケットにくっついてるあれ)がベロアなんですよね。ついでに肩章(肩の飾り)にも同じ生地が使われている様子。サテン(つるつるしてるやつ)でも普通の生地でもなくて毛足があるベロア。ぐっと高級感が漂います。

強いて言えばベルトがレディースを使っているのかな?ってところが気になりましたど些細なことです。

他の狩衣とかなんか構造がわからん衣装よりはベースがジャケットとパンツなので作りやすいかもしれません。

今はストレッチの生地がたくさんあるのでタイトに作っても動けます。ただし、伸びがいい生地でかっちりしたジャケットを美しく作るのは難しいので生地(素材)の選択もかなり考えられているのではないでしょうか。

あとは全体的に縫製がきれい。パターンもだけど縫製がほんとにきれいなので、いいところ使ってる(のかスタッフが縫製もしてるのかな?)んだなあと余計なことを考えてしまいました。

 

そういえば三日月さんのお衣装は生地から作っているんですかねえ。

イラストからは分からない素材感の違いがそれぞれあります。

素材によって舞台映えが全然変わってきます。(これは二部衣装でもすごく感じました)

そんな細かい一つ一つが積み重なって「かっこいい!画面から出て来た!!!」という一言に集約されたのでした。

 

ここまで書いておいてなんなんですが、この衣装についてのBlogは二部衣装がメインのつもりなんですよ。

でも戦装束も素敵だったので書いてしまいました。

 

内番服はね、ほんと最高でした。

資料がらぶフェスの動画(円盤)しかないのでじっくり見られず具体的なことを掛けないのが残念ですが

蜂須賀さまの内番服姿が刺さりました。すき。

いやもう全員素敵でかっこ良くてかわいかったですよ。

見ると好きになってしまうタイプです。

 

戦装束については気になったことがでてきたらまた追記したいと思います。

自己紹介的なもの(服飾・2.5について)

2019.07.22追記

内容をより伝わりやすくするために、原文・編集の2人体制でブログを書く事にしました。

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衣装についてBlogで書くことに関する自己紹介

私は衣装屋ではありません。舞台衣装の経験も直接はありません。

服飾の勉強をしてアパレルメーカーに勤めていました。

パターンとかパタンナーの隣のお仕事とかで、アパレルメーカーやいわゆるマンションメーカーみたいなところやいろんな取引先の仕事をする外注の会社にいたこともあります。

(当時在籍していた会社では衣装作製を請け負っていたことがありますが私は直接は関わっていませんでした)

自分では趣味でコスプレ衣装とか作りません。

学生時代はそれなりにやんちゃに衣装みたいな服を作ってみたり服飾の学生がやることは一通りやりました。

色彩心理学や造形心理学は好きでしたが卒業してからかなり経つのでだいぶ記憶が怪しいです。

 

服を見るのは好きです。ライブやコンサート、テレビのドラマなんかでもつい衣装に目がいきます。

普通の人(服飾じゃない人)はどのくらいの度合いで衣装に目がいったり気になるのかは分からないので私の視点は特別でも何でもないと思っていたのですが

ちょっと喋ったら「その見方はおもしろい」と言ってもらったので、独断と偏見と個人的な趣味と好みでちょろちょろと感じたことを書きます。

たぶん音楽をやっている人は使われている曲について気になったりするのと同じようなものです。

 

 もちろん異論はみとめます。が、それはあなたのBlogでやってくださいね。

 

ちなみに自分のファッションについては同行者が恥ずかしくなければいいレベルで興味がないです。

 

 2.5と私

2.5次元は刀ミュと刀ステしか経験がありません。(今後機会があれば何かみていみたいです) 

初めての2.5は真剣乱舞祭2017です。なんということでしょう、最近です。

にわかが語ってんじゃねーよと思いますよね、私もそう思います。

でもまあ自分のBlogで書くのは自由ですよ。

そもそもオタク的な物にハマったのは社会人を何年も過ぎてからです。まわりがドン引きするレベルでずぶずぶ沼っていったのはいい思い出です。そのジャンルのあとはなりを潜めていたのですが、刀剣乱舞(ゲーム)でオタク再燃。

ゲームの推しキャラは膝丸(好きな声優さんなので)。

その膝丸が刀ミュにでるっていうじゃん!なにそれ、見たい!!ってなるでしょ。

タイミングよく刀ステ民の友人がおりまして、ミュに行ってみたいんだけどまずチケットどうやって取るの?ってところから教えてもらいました。

その刀ステ民はいまは一緒にどっちも通う素敵な仲間です。いやあ、趣味仲間っていいですね。

ちなみに、膝丸なら「つはもの」(2017年末〜翌年年始)でしょ?ってとこなんですがチケットが取れたのが一月の東京凱旋公演だったので、本公演よりも先にらぶフェスでした。

(このへんの話は衣装との衝撃の出会いの記事で書きたいです)

 

そんなわけで、他の2.5も舞台も知りません。

こういう流儀があるんですよ!とかほんとに知らないんです。見たことも聞いたこともないので。

役者さんについても申し訳ないですが知りません。気になってwiki見たりくらいはしますが、中の人を追いかけると破産するので見ないようにしています。

舞台を見る人というよりも、とうらぶの人です。

 

Blogでは衣装について思ったことを書くつもりです。

かっこいいとか、この人(キャラ)のこの雰囲気と衣装の関係がどうとか、そのくらいの 踏み込み具合で行く予定です。

服を作る側にいたので、ただの観客としての目線と作る側としてこうなんじゃないかしらと両面の感想になるかと思います。

それと、出来るだけ専門用語(っぽい)ものを使わないで書いていくつもりです。

もしくは解説を入れます。そんなこと言われなくても分かるよ!ってのもあるかと思いますが、どこまでが一般的な用語なのか把握出来ていないのでその辺は大目に見てください。

 

自己紹介ってどこまで書いたらいいんですかね?

身バレしない程度ならなんでもかきますけど、よくわからないのでこの程度にしておきます。

清光に撃ち抜かれた

刀ミュの衣装について気持ち悪いくらいに語れるという話から、じゃあBlogにまとめるということになったので本来はその経緯やらなんやらを書くべきなのですが

加州清光単騎出陣2018で撃ち抜かれてしまった!!!

ふわっふわに見惚れている間に終わってしまったので忘れる前にそっちを書きます。

 

まず、推しか推しじゃないかとか最推し以外を推すなとかそういうのはナシでお願いします。

みんな尊い!めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。なんなんですか。

つまりは加州は最推しではありません。でも好きです。ゲームのキャラクターとしても好きですし、刀ミュの「アイドル加州清光」も大好きです。

 

最高にキュートなお顔でした。

太鼓叩いている時に「キュッ」と口角があがるのとかヤバいのひとことしかない。

このBlogは衣装について書くのが本来の目的なので単騎出陣2018の衣装について書きます。

が、もう既にうろ覚えなのでごめんなさい。他の公演については映像を確認しながら書きます。

 

一言で言うとかっこ良かった。

清光のかっこよさを更に引き立てるお衣装でした。

舞台映えと派手さと下品にならないギリギリの絶妙なバランスでした。

最初のジャケット(燕尾)は半身がキラッキラ。

全身がきらきらだったら相当に煩いデザインになってしまうところを半身におさえて、ジャケットの形はベーシックで変に弄っていない。きれいなシルエット。

パンツのフロントが編み上げになったのがデザインポイントでしたね。燕尾のジャケットでパンツにそのディテールぶち込んでくるところが素敵でした。

 

途中のフェイクファーのコートは暑そうだなあと余計なお世話なことを思ってました。

脱いだら清光さんの美しい腕が全開でしたけども。

このコートはどうなんだろう?よくわかりません。

好みの問題かな。ぼんやりと(あの裾のダイヤ柄は切替かな縫製面倒だよね、でもきれいに出来てるなあ)とか思ってみてました。

コート脱いだあとは、ごめんなさい。清光さんに見惚れていてあんまり覚えていません。ファスナーをデザインに取り入れてたような?

なんというか、季節感を感じました。9月はがっつり秋冬なのです。例え気温が28度あろうとも秋冬なのです。というのを思い出しました。

 

賛否あるらしいドレスは私は好きです。

今回は前回よりもよりドレスっぽさが前面に出てましたね。ゴシック調でした。

トップス(ジャケット)は黒でフロントに真っ赤なリボンモチーフがたくさん、袖口の赤い長いフリル(このフリルがシャツの袖についていなかったことがポイント)と赤い手袋。たっぷりとボリュームのあるスカートは黒(濃い灰色)に同色のバラ柄のプリントだと思います。オリジナル生地かな?

スカートは前回はパンツにスカートがくっついている風でしたが今回はがっつりドレスのスカートという雰囲気。そしてヘッドドレス(小さい帽子にベールつき)と、どこぞのレディかという装い。

ドレスなのにかっこいい。

そんな格好も似合ってしまう恐るべしアイドル清光。

で、いわゆる引き抜き(上に重ねてある衣装を取る)

ゴシックドレスのレディが一瞬にしてイケメン。

赤いシャツ、黒いベスト、黒いパンツ(サイドにダイヤ柄でライン取り)赤い手袋フリル付き。

袖口のフリルと思わせたのは手袋についていたもので、手袋を取ればそこにはどう見ても素敵な男性がおりました。

シャツとベストの清光最高!(好みなので)

更にはダンサーさんにジャケットを着せてもらったら三つ揃え着た紳士ですよ!

その黒のジャケットには右ラペルと袖口に赤いバラの刺繍、後ろの衿下にも同じバラ(小さめ)。

 

二転三転する衣装でいろんな清光さんが楽しめる。衣装すごい。

観客の期待や想像を裏切る、その上を越えて魅せてくれる。

アイドル加州清光はもちろんご本人だけでキラキラかっこいいのだけど、それをさらに倍倍にする衣装だったなあと思いました。

 

多分ね、普通に黒の三つ揃えとかそういうのでも全然かっこいいんですよ。だって清光だもん。

でもね、あのキラッキラの燕尾のジャケット着こなせるのも、ゴシックドレス着て違和感ないどころか似合っちゃうのも清光だからなんですよね。

いやあ、ほんとにいいもの見ました。

かっこ良かった。

歌もダンスももちろんよかったですよ。あと5回見たいくらい。

このBlogは一応衣装について語るやつなので、初回だけど記憶しているうちにだだっと殴り書きしました。

もう既にうろ覚えなところがあるので、衣装について間違いがあったらすみません。

アーカイブ配信、のまえに千秋楽配信(ディレイがあれば)でもう一度見たいです。

見られたらじっくり書き直すかもしれません。

 

自己紹介的なのは記事分けます。