2019.07.22追記
内容をより伝わりやすくするために、原文・編集の2人体制でブログを書く事にしました。当エントリも後日編集・再構築してUPし直します。
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-----------------追記ここまで-----------------
図解があった方がいいとアドバイスをいただきまして、ラフですがかきました。(絵が描けなくてもパタンナーにはなれますよ!)
やっと本題の二部衣装についてです。
初めての本公演は「つはものどもがゆめのあと」
そうです、キャラ推しの膝丸(&髭切)が出ているやつです。
これはミラクルが起きてものすごくものすごくいい席だったんです。
そんなわけでやっぱりのぼせて見惚れているうちに終わったという…
劇場で見たのにライブビューイングで「あれ?こんな衣装だったっけ??」ってなったレベルです。
動画を見返して気づくことも多く、初見の感想はもうだいぶ薄れてしまっているのでまるっとまとめて書きます。
まず二部衣装について全体的なこと
初めてのらぶフェスでとっぷり沼に踏み入れた私はさっそくdアニメストアで過去の公演を全部見ました。(dアニ便利ですねー)
全体を通して感じたことは、
二部衣装は統一感と個性、よりかっこよくより美しく
そして何より萌えポイントを押さえている!!!
こっちを萌え殺す気かと、本気で思いましたね。
全公演を一気見したせいで、公演を重ねる毎に改良や工夫がなされてるような試行錯誤なのかな〜というのもありました。
回を重ねてよくなっていくということは、よくしようと努力しているということです。
個人的な意見ですが、仕事に対して向上心とプライドがない人は好きにはなれません。二部衣装のデザイナーさんは全然知らない人(この時点で)ですが、かなり好きになりました。
具体的には、キャラ(この言葉で統一します)の雰囲気に合わせるのはもちろんのこと、それぞれがかっこ良く見えるデザイン、それぞれの動きにあわせたデザインです。
そして第三形態までの衣装変化もひとつのパフォーマンスだなと感じました。
バッと脱ぐと「おおおっ!」となる。予想の上を行く衣装の変化。それにより更に盛り上がる。
これは予備知識なく何も知らずに観劇して感じたことです。
装苑9月号の特集「進化する衣装の世界」で二部衣装のデザイナーさんのインタビューが載っています。三万年ぶりに装苑買いました。
そのインタビューで語っていらしたことはまさに私が感じていたことで、さらにはこちらの想像以上に真剣に真摯に取り組んでいらして、勝手にものすごく好感を持ちました。なんならファンです。あと十歳若かったら働きたいです。
公演ごとに衣装の感想を書いていきますが、根本は上記なので同じことを何度も書くような気がしています。見逃してください。
つはものの衣装
つはものの衣装が総合的に一番好きです。推しキャラがいるというのを差し引いてもです。なので今回が一番長くうざく語ります。
今回はやたらに長いので、強調してある部分だけ見てもらっても大丈夫です。
第一形態(コート)
ケープと袖無しのコート。コートの身頃は白地がベースで裾にグラデーションで各キャラの色で染めが入っています。長めのケープも各キャラの色。
各キャラの色の例外は源氏兄弟。キャラ色はペールイエローとペールグリーン(ペンラの色表記)。ここでその色ではなく、髭切は裾はブラウン、ケープは黒(裏地が濃いベージュ)、膝丸は裾とケープは濃いカーキ(裏地は薄いカーキ)。
これは薄い色を使うと締らないのと、戦装束が黒と白というところからと予想。
源氏兄弟が白とパステルカラーじゃ、なんか、ねえ…
実は「つはもの」だけがコートが袖無しなんですよ。袖は第二形態のジャケットの袖なんです。
特に三日月と小狐丸は着物風の袖でカラーも鮮やかなんですが、ケープの色が各キャラの色なのでしっくりと収まっていて、普通にコートの一部だと思いました。
そして、このコートはキャラに寄ってデザインが微妙に大きく違います(日本語が変です)。
髭切はくるくるとターンするダンスが多く、コートの丈が長めでボリュームがあります。動きにあわせて裾がふわりと広がってきれいです。(今装苑をみたら布幅7mって書いてありました。すげえ)
膝丸は足を上げたり大きく広げるのでコートの丈が短めで嵩がなくすっきりとしています。
今剣ちゃんはケープの長さとコートの長さとパンツ丈が絶妙なバランスで可愛らしいです。ケープは衿も飾りもなく軽く動くとひらひら。コートも重ねになっているかな?ひらひらして軽やか。そして、裾の染めが赤(ピンク)なんですよ!!ちなみに靴も赤です。
岩融、三日月、小狐丸はコートの丈もボリュームもそこそこです。
が、それぞれまた微妙に異なります。
まず小狐丸はケープが長くマントのようです。芥子色にあの銀髪が映えます。小狐丸のケープの裾には房がついてます。(緞帳についてるフサフサみたいなやつ)
三日月さんは袖が着物風でそれが見え隠れする丈の紺色のケープ。衿端と前端に同色のブレード(テープ状の飾り)がついていて豪華に見える。ほんとに細かいんですが、そのブレードが衿は同色、前端はラメ入りなんです。その使い分けが豪華さと品の良さに繋がっています。反して肩章はゴールドでポイントになっています。
三日月さんのコートのラペルがグラデーションになっているところがそのこだわりに感服しました。
岩融はケープのボリュームが軽く、動くと肩から腕ががつんと出てます(第二形態の黒い袖)。たくましいです。
ちなみに靴は今剣ちゃんが赤のショートブーツ(これがほんとに可愛い)、他は黒のブーツです。三日月だけ履き口が金色で細いチェーンの飾り付き。
コートのディテールはピンタックとか衿の部分も微妙に形をかえてたり岩融は合皮かな?つかってたり三日月と小狐丸はウエストマークしてるとか色々あるんですが、それだけで文章が長くなるので映像を見る機会があったらそんなところも少しだけ注目してみてください。
第二形態
和ですね。和っぽい布地はジャガート生地(布の織で模様が入っている)。
生地に凹凸があると舞台で映えます。しかもラメ入りもあり。豪華さは三条と源氏の重宝にぴったり。
ここでも各キャラに寄る工夫があります。前述の動きに合わせた髭切と膝丸。
髭切はジャガート生地の白いジャケットで丈が長くウエストから下がややフレア(広がっている)ので踊ると裾がひらっとしてかっこいい。裾が正面部分だけカットされているデザインは面白いです。パンツは濃いベージュ(黄土色)。髭切なら白じゃんってところですが、上下白だとビミョーだしかといってパンツが黒っていうのも面白みがないです。腿にすこしゆとりを持たせたパンツは膝からはタイト。脇に金のブレード飾り。踊っているときの姿が本当にかっこ良く見えます。
膝丸は髭切と反対で丈の短いジャケットに脇だけ長く布がついているデザイン。足さばきに邪魔にならずインナーの白いシャツが見えるオイシイ丈にひらひらする布がダンスに華を添える。パンツは髭切と似たシルエットで、こちらはセンタープレスの位置に金の細いブレード。ジャケットは黒に銀のラメでかなりきらきらしている分、パンツは主張のない黒い生地。
髭切と膝丸は対を意識されている様子で、ジャケットの肩の部分のデザインやパンツにそれがよく現れています。
今剣ちゃんは薄い藤色のジャケットの形がワンピースみたいにウエストをしぼってスカートのように裾広がり+白のクロップド丈パンツ(しかも裾がちょっと広がって赤い紐付き)でキュート。着物風の袖の裏地も赤で、各所の赤が全体を締めています。
その赤と同じように黄金色も、前見頃にラペル風に切替でいれてあったりウエストのリボン(後ろでリボンです!!)につかってあったりとデザインポイントです。
小狐丸はこの時点ですでにへそチラしてますよね?ね?大丈夫ですか、審神者のみなさん。ジャケットのベースは凹凸のある生地で芥子色というより黄金色。前見頃に同色系の柄生地、そして所々を黒の縁取り(合皮でしっかり幅をとってあるので存在感がある)で締めてます。ジャケットは後ろだけ丈が長くへそチラしててけしからんもっとやれ。動くと裾がひらっと体にあとからついてくる感じがいいです。しかも裾の裏地が黒ですよ、かっこいい。グレーのパンツはタイトでブレードでアクセントが入ってますが、ジャケットが派手な分押さえているのかな。
三日月はなんかもう全てが神々しい。なんでだ…(諦めずに一時停止してよく見ました)
まずジャケットのベースの紺色の生地の深い色が上品。前身頃の別生地が黒と金で成金大名みたいな柄なのに嫌味がない分量。袖口に金のブレード。袖の中が白、ジャケットの裾も白で太目の縁取り(切替)。そしてパンツは白。
白の縁取りの内側に金のブレード?、切替の間に赤のライン。これはほんとにちょっとしたところでぶっちゃけ作る時に面倒くせってなるやつなんですが、あるとないとでは大違いのスパイスです。
つまりは、上品な深い紺色を基に白と金、そして赤と黒を効果的に使っています。
計算され尽くしたというか、多分感覚で作ってらっしゃるんでしょうがものすごいバランスです。
なんていうか、ほわーっと見惚れます。
岩融はいつもフードなんですよね。毎回あるものってのも好きです。ジャケットは黒ベースに前身頃の切替の生地は黒地に模様入り。この別生地の分量が他のキャラに比べて控えめです。全身が黒だけど、ジャケットの裾の縁に金のブレード、肩に紫の紐でできた飾りや半袖口の切替が紫と随所に飾りがあるので地味にはなりません。肩袖が半袖でもう片方が袖口が広がっている形状です。半袖でその逞しい腕をチラ見せですよ。パンツは腿がゆるっとしていて裾にかけてタイトになっていくシルエットにショートブーツ。パンツのサイドにジャケットの切替と同じ柄の布が使われています。シックにまとまっているところが岩融っぽいです。ゆるめのパンツにショートブーツって岩融に最高だな!
そして、髭切の白のジャケットは内袖が別布なんですよね。同じ白で袖の内側だから気づきにくいけど。これはたぶんここだけストレッチ性のある布にしてるのかな?かっちりしたジャケットって動きにくいですよね。その辺をカバーしているのかと思います。
もしくは摩擦かなあ?と真相はわかりませんが、工夫されています。
第二形態でこんな長文書いてしまいました。引きますね、自分で。
ちなみに細かいところを確認したいので再生しながら書いています。かっこいい。
さていよいよ最終形態です。荒ぶって書きます。
趣味嗜好と変態発言がでます、先に謝っておきます。
第三形態
一番露出が多いあれです。
今剣ちゃん
トップスが赤にラメ入りです。肩紐がバッククロスになっていて肩から肩甲骨の辺りまでガッツリ見えてます。サービス!なんだけど、短刀ちゃんの露出多すぎると審神者の心がいたいからその辺のちょうどいいところで止めてくれてる感じです。
髭切&膝丸
髭切だけ袖付きです。半袖。膝丸はノースリーブなのに。分かってる!分かってるじゃんそうなんだよ!!と内心荒ぶりました。
膝丸はノースリーブのラインがタンクトップ寄りというか少し中に入っています。そのせいでたくましい肩がすっごくきれいに見える。この腕大好き。
そして二人ともトップスの後ろ裾が山形にカットされてます。通常状態ですでに腰(っていうかあの背骨の窪み)が見えてます。これ、踊るともっと見えるんだぜ…
丈が短いから脇チラ腰チラがヤバい。
ピッタリフィットしたトップスが体のラインをひろうことで漂う色気。
パンツの腰の脇にふわふわした飾り布がついていて、踊りに合わせて動きが出るのもいいです。この布は膝丸はパンツと同じ黒、髭切はオフホワイトです。この色選びも絶妙ですね。
源氏のお二人は太腿がしっかりしているので、その辺の体型も考えてのパンツのシルエットなのかもしれません。私はあの刀剣男士(戦うぜ)らしい脚すきです。
三日月
言わずもがな、美しいお背中。もうそれ以外説明いらなくない?
敢えて説明するなら、前から見たらホルターネックなので肩は出ているものの着物風のあわせに丈も短くないので普通に肩出しサービスかな☆って見せかけての背中ガッバー!!っていうとこですかね。
白いパンツの太腿に戦装束の袴にある丸の一列模様とおなじのが金で箔プリントされてます。凝ってる。トップスも半身でラメ入りとラメ無しで分けてました。
あと、三日月さんは手甲なんですよね。
だらーんとしたタンクトップ型の白いトップスに黒の着物風のインナー。ゆるっとした感じが普段の岩融っぽい。
で、黒い手袋(片手は肘下丈、もう片手は手首まで)。
逞しい腕は見せておいて手袋はしちゃう。余計にその素敵な腕が目立つ!ありがとうございます!
小狐丸
第二形態から既に見えていたおへそ。見えてます。ベージュっぽいゴールドのタンクトップ。裾に銀色のスパンコールっぽいブレード飾り。
首から右肩にかけての黒のアイテム(名称なんですかね)が、肌を隠してるのに色気が見える不思議。左の腕の黒い腕章も色気倍増アイテム。
だいたいみんな首に巻いてるじゃないですか。あれ、ほんと色気増しですよね。
真面目な話をしますと、上記でざくっと衣装説明しましたが、岩融の白のタンクトップには赤い縁取りがあったり、今剣ちゃんはあわせの中に白を重ねてたり、三日月と小狐丸は金色、膝丸は黒と金のブレード、髭切は金のブレード、とデザインに差し色を上手に使っています。こういう部分で、舞台映えのする行き過ぎない派手さが出ています。今剣ちゃんは金色のリボンとあわせてパンツの腰脇も金生地で切替はいってます。
今思い出しましたけど、公演の記憶が飛んでるのってこの第三形態のせいなんじゃないかな。らぶフェスでもびっくりしてガン見してたけど、それよりも近くでこんなの出されたらさあ…よく生きて返って来れたな、って思いますね。
ちなみに小狐丸さんのファンサに被弾しまして(並びの小狐推しのお姉様にぐいぐいファンサしてた)、すき♡ってなりました。
見ると好きになります。ちょろいです。
こんな感じで二部衣装について気づいたことを書いてみました。
途中、とくに後半荒ぶってしまいました。すみません。でも仕方がないですね。
第三形態は観客のツボをついてくるデザインがけしからん!!もっとやってください!デザイナーさん最高!!
デザイナーさんも俺らの仲間かな?って一瞬思いましたけど多分違いますね。
人の体の美しく見える部分とか、見せると下品になるところとかあるんです。あとはその人が一番きれいに見える丈や形とか。
女性だと似合うスカート丈が足の形によって違う話って一般的だと思うんですけど、そう言うことです。
舞台で映えるというのと合わせて、そういうのもよく考えて作られている衣装だなと感じました。
もう数えきれない程に各公演を再生しているので、最初は「かっこいいー」とぽけーっと眺めていましたがだんだん、このかっこよさはどこから来るのか?このメンバーでこのキャラにこのデザインを持ってくるのは何故か。そんなことを考えながら見るようになって、こんな風になりました。
次回はまた別の公演の二部衣装について書きます。需要はあるのかりしませんが、自分自身の備忘録にもなります。
ちなみに総合して一番好きなのはつはものと書きましたが、厳島神社の白い衣装が大好きです。好きすぎて冷静に見れず、解説出来ません。そのうち落ち着いてみます。
このBlogは二部衣装について書くために始めたので、公演分書ききったら終わりです。Blogを開設してから気づきました。書ききったあとはその時にまた考えます。
そして、Twitterとか連携していないので疑問とか指摘したい点とか共感とかなにかしらありましたらコメントにどうぞ。
長文読んでいただきありがとうございました。
次回以降はこれ以上長くなることはないと思います。