刀ミュ衣装についての感想と考察

服飾のプロ目線の刀ミュ衣装についてのあれこれ

あつかし巴里とその他について思うこと

2019.07.22追記

内容をより伝わりやすくするために、原文・編集の2人体制でブログを書く事にしました。当エントリも後日編集・再構築してUPし直します。

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過去の他の公演のまえに、あつかし山異聞2018巴里を見て思ったことをかいておきます。

個人的な感想です。勝手な想像です。異論は見とめます。そして配信で三回くらいしか見れていないのでちょっとうろ覚えなところがあります。

らぶフェスでもう一度見てから、とも思いましたが今感じていることを書いておきます。

 

あつかし巴里の二部衣装はデザイナーさんが今までの方(農本さん)ではありません。

本公演を取れなかったので配信が初見となりましたが、そのまえにネットで「戦隊っぽい」「衣装変わったのにしばらく気がつかなかった」というコメントを見かけました。

そんなのってどんな衣装だろ、っていろんな意味でわくわく。

見ての感想は、あーうん、まあそうね。でした。

このなんとも言えない感想になった理由を自分なりに考えてみました。

 

まず、今までのデザイナーさんの二部衣装に慣れすぎていた

キャラのイメージはしっかりと保ちつつ、『戦装束』や『刀剣』のイメージにとらわれないデザインの二部衣装でした。パンクロックっぽいのとか王子様系とか、普通の刀剣乱舞のイメージからは出てこないやつです。でも違和感がなく、ステージ衣装としての派手さもありました。そして第一形態から第三形態まで脱ぐ度に観客の予想を超える変化。それにすっかり慣れていたのです。

 

じゃああつかし巴里の二部衣装はどうなのかといわれると「悪くはなかった」という感想です。

「『刀剣乱舞』の『刀剣男士』の戦装束とは違う衣装を作ってくれ。各キャラのイメージを大事に色は元(戦装束)の色をベースに」と言われたらああなるかな、と。

刀剣だし和っぽさをのこしたり、キャラの戦装束から連想されるような雰囲気をもって。

驚きもいい意味での裏切りもありません。正統派の真面目な感じ。遊び心が足りないともいえます。

ただ、配信で見た限りではとてもきれいでした。シルエット(ライン)も縫製もとっても。ただそこに感心して見惚れてました。

このあつかし巴里の二部衣装の印象は真面目な優等生です。

 

なんというか、得手不得手なのかなあ。

このデザイナーさんがもっと遊んだデザインでやってくれたやつを見たかったなという気もしますが、私は農本さんのファンなので次は戻して欲しいと願っています。

 

ちなみに巴里の白いブーツが違和感満載でしたが、天狼伝では蜂須賀さまが白ブーツなんですよね。蜂須賀さまはものすごくしっくり似合ってるんです。

巴里はシンプルな白のロングブーツ、蜂須賀は編み上げで紐が金色。こういうちょっとした差がいろんなところに出ているなと感じました。

 

らぶフェスでもう一度じっくり二部衣装を眺めたいです。もしかしたら考えがかわるかもしれません。

巴里の二部衣装は今イチと思った方は、デザイナーによる違いや”自分が素敵だとおもうポイント”を探しながら見てみると面白いかもしれません。

あれ、もしかして他の公演もらぶフェスまでに書いておいた方がいいのかな。

端的に私イチオシポイントをまとめられたらなと思います。読んでる人いるのかどうかですけども。