刀ミュ衣装についての感想と考察

服飾のプロ目線の刀ミュ衣装についてのあれこれ

【2021.01更新】自己紹介とこのブログについて

刀ミュ ミュージカル刀剣乱舞 二部衣装 感想考察ブログ 自己紹介



  

このブログの目的

 
服飾のプロ目線で語る刀ミュ衣装の考察・萌え語りブログです

 

刀ミュの衣装はプロから見てもプロじゃない人が見てもすごいぞ!と伝えること。

 

「衣装すごくない!?」
「色合わせ最高」
「素材のチョイス最高」
「シルエットが最高」

など、あらゆる角度からいかに素晴らしいか書いていきます。
 
最終的な野望(?)は、いろんな人が衣装に興味を持ってアンケートを書きまくり
衣装の写真集や設定資料集・インタビュー集などが出版されること。
(どうやって仕事のオーダーをされたか、早着替えの秘密、衣装のメンテナンス方法など、いろいろ知りたくないですか!?)



語り手のパッション溢れる記事と、それを掘り下げ編集した記事が混在しています。

後者には【編集後記事】と書いています。2019年7月、聞き手の掘り下げ具合が強くなりブログのスタイルを変更する事にしました。編集後記事の更新頻度は低めです。


主に二部衣装(デザイナー・農本美希)中心。一部衣装(衣裳プランナー・小原敏博)についても適宜触れる場合があります。

 

最新の編集後記事はこちら

 

イレギュラーですが、編集が書いた記事+対談記事はこちら

 

 

 

 

経歴や服についての自己紹介


ミント
文化女子大学(現文化学園大学)とバンタンデザイン研究所(夜間スクール)にて服飾全般の知識と技術について学ぶ。

文化女子大学はファッションに特化した大学。一般教養の他に服飾系の座学が多く、色彩学・服装史・造形心理学・マーチャンダイジング(商品計画)等々を興味深く学べた。デザイン・パターン・縫製の実技の授業も修了。

大学ではパターンメーキングのコマ数が少なく、工業パターン(量産用の型紙)や実践まではカバーしていなかったため、夜間専門学校とのダブルスクールを選択。


専門学校では現役のパタンナー講師の下、二年間パターンのみを徹底的に学ぶ。

二つの学校を卒業後、パタンナーとして企業に就職、数社を経てフリーランスに。アパレル業界で十数年の経験をもつ

 

現在は主にメンズの服飾に携わる。

在籍時の会社ではコンサート衣装作製を請け負っていたことがあるが、直接は関わっていない。仕事以外で服(含コスプレ衣装)を作る事はない。

職業柄、ライブやコンサート、テレビドラマ等でもつい衣装に目がいく。
自分の視点は特別でも何でもないと思っていたが、衣装について少し話したところ興味を持たれたため、独断と偏見と個人的な趣味と好みで感じたことを思いのままに語る。

 

私がずっと携わっていたのは、量産の普通の既製服。普通のファッションビルや百貨店に売っているような服です。

パタンナー経験後は、作製工程の中でパタンナーと組むような仕事をしていました。
アパレルメーカー既製服のメーカー全般マンションメーカーデザインからお店までやってる小さなアパレルメーカー、いわゆる外注屋レディースメンズキッズ、年齢もテイストも多種多様な仕事を請け負う会社などで働いていました。 

 

 学生時代は服飾学生がやるようなことは一通りやりました。

自分用に衣装のような服を作ったり、自主ファッションショーをしたり。大学の部活のファッションショーではヘアメイクを担当しました。

色彩心理学や造形心理学は好きでしたが卒業してからかなり経つのでだいぶ記憶が怪しいです。

自分のファッションについては同行者が恥ずかしくなければいいレベルで興味がないです。日常服は仕事に直結してしまうからあまり興味がないのかも。コストとか品質とか分かっちゃう(笑)舞台やコンサートの衣装は興味深いです。

 

初めての2.5は真剣乱舞祭2017です。

ひと目で刀ミュに落ちました。二部衣装の魅力にもハマったものの、情報が全然なくがくぜんとしました。

お衣装すごくない?すごいよ!みて!!

って大声で言いたい。

 

 



かんそうぶん

服飾業界以外の人間。
母親が洋裁・和裁をやっていたため大量の布地に囲まれて育つ。
職業柄、デザインやファッション・色彩についての知識は一般人よりも多いが、被服の制作(パターンなど)の知識・経験はそこまではない。

ファッションへのこだわりは人より少しある程度。
主に生地やディテールに着目した服の選び方をし、色面積のバランスでコーディネートを組むことが多い。

以前は舞台衣装への着眼点は主に好きか嫌いかしかなかった。が、ミントの影響で舞台衣装の生地や素材への関心が徐々に高まる
2021年のミュージカル刀剣乱舞壽乱舞音曲祭では、21振の衣装の違いを記憶しまとめるなど、ピンポイントでの集中力・データ収集能力が高い

 

人の話を掘り下げるのが好き。知らないことを知ることが好き。刀ミュの萌え語り中、衣装の話に食いつきブログ開設を勧めた。

推し事を通じてのオタク考察、舞台の感想、観劇のための基礎知識などについて幅広く語る「晴れた日のねどこ」のブログ主。

 

ミントの話がすごくおもしろかったので「絶対ニーズがある!ブログを書いて」と頼んだところ、すぐに書いてくれました。ありがとうございます!


すごくうれしい反面、原文のままだと専門的すぎてよくわからないところ、もっと掘り下げたいところがあったので、編集を買って出ました。 

 

ミントが語るミュージカル刀剣乱舞の衣装の素晴らしさや萌えを、いろんな人に伝えたいです。

データ厨の傾向が強いので、衣装の解説本やインタビュー本が公式から出ることを切望しています。この世にニーズがあると公式に知らしめるしかない、数の暴力で…!

 



 


舞台と刀剣乱舞についての自己紹介


ミント

「舞台を見る人というよりも、とうらぶの人」

今まで2.5次元で履修したのは刀ミュ、刀ステ、PSYCHO-PASS VVシリーズ」、映像で「どろろ」「あんステ(機会があればほかも観てみたい)

学生時代は小劇場、グランドミュージカル、歌舞伎などをたまに観劇。
刀ミュで舞台熱が再燃、観劇を再開。朗読劇、グランドミュージカルなどを観劇するようになる。
社会人になってから二次元のオタクになる。
ゲームの推しキャラは膝丸。
 
 

かんそうぶん
 
「舞台を観る人、推し俳優のオタク」
 
大体年間120本↑ペースで現場にいくオタク。
いろんな舞台を観るし、同じ舞台を何度も観る。
キャパ300前後の小劇場でやる濃密な会話劇が好き。登場人物が多い群像劇のミュージカルよりは、少人数で行われるジュークボックスミュージカルが好き。

個人的ベストオブ2.5次元舞台は「リアルファイティング「はじめの一歩」The Glorious Stage!!(原作ファン・俳優ファン共に楽しめる演出、迫力のある試合シーン、原作からの大胆なストーリーの取捨選択、舞台だけで完結するわかりやすさ、全てが至高。なぜ円盤化しない??)
 
ミントと話す前から二部衣装には注目しており、初めて参加した真剣乱舞祭2016以降、二部衣装のブロマイドはすべてセット買いしていた。
 
 
 

 

ブログの運営方針

服飾のプロで二次元のオタクが語る刀ミュ衣装の萌え語りがメイン。
話を掘り下げる観劇オタクがたまに編集・リライトする共同作業形式で記事を書いていきます。

服を作るプロの目線、観客の目線、オタク目線の感想と考察です。

 

なお、当ブログでソースを記載していないものに関しては、一般人のオタク同士の憶測であり、事実と異なる場合があります。

想像や予想についてはその旨を必ず明記していますが、当ブログの情報の正確性、最新性などは一切保証をしかねます。掲載情報が誤っていたために損害や損失が発生した場合、一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。


刀ミュ公式さん、正解を知るためにも写真集、衣装解説本、インタビュー集をぜひお願いします🙏

 

 

 

 

感想、励まし、質問などはこちらへ。

質問箱 https://peing.net/ja/pmintgreen?event=0

回答はTwitter https://twitter.com/peppermint_112で。回答不要の場合は明記ください。

 

 

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①②③の加工をした画像は、当ブログ関係者が衣装解説、ブログのツイートをする際などに使用いたします。提供していただいた元画像をそれ以外の用途で無断使用することはありませんのでご安心ください。

 

当ブログは提供写真、Amazonなどのリンク、出典元を明記した引用を行い、著作権に触れないよう記事を作成しています。

 

 

 

【編集後記事】刀ミュ全公演に共通する、二部衣装についての感想


全公演の二部衣装について


2017年の初めてのらぶフェスで刀ミュにとっぷり沼に踏み入れた私は、さっそくdアニメストアで過去の公演を全部見ました。(dアニ便利ですねー)

 

全公演を一気見したせいで、公演を重ねる毎の改良や工夫、試行錯誤の跡を垣間見た気がします。

回を重ねて良くなっていく=良くしようと努力しているということです。

 



個人的な意見ですが、仕事に対して向上心とプライドがない人は好きにはなれません。二部衣装のデザイナー農本美希さんdアニメストアでの視聴時は)全然知らない人でしたが、かなり好きになりました。

 


装苑2018年9月号の特集「進化する衣装の世界」で農本さんのインタビューが載っています。(三万年ぶりに装苑買いました) 

装苑 2018年 9月号 (雑誌)

装苑 2018年 9月号 (雑誌)

 

 

「基本の大前提にあるのは、『役者がかっこよく見えること』」

「そして『衣装だけを見てもキャラクターを物語るものであること』」

「役者の動きによるステージ映えを意識する」

「『見せて最も美しい部分』をデザインに落とす」

 装苑2018年9月号より抜粋・引用

 


これらは刀ミュの衣装を観て、まさに私が感じたことでした。

装苑を読み、農本さんがこちらの想像を上回る熱量で「ミュージカル刀剣乱舞」の衣装作製に真摯に取り組んでいる様子がインタビューから伝わり、とても好感を持ちました。
なんならファンです。あと十歳若かったら働きたいです。


今後も公演ごとの衣装の感想を書きますが、上記引用部分をベースにして語ります同じことを何度も書くような気がしていますが見逃してください。

 

 

 

 

 


舞台から感じたデザイナーのこだわり

全公演を通し二部衣装に対して感じたのは、6振全体の統一感を大切にしつつ、各キャラクターの個性を出していること。

「三百年の子守唄(初演)」では軍服モチーフを使用、「つはものどもがゆめのあと」は和テイスト、「結びの響、始まりの音」ではお揃いのパーツとしてファーを使用するなどして統一感を持たせている。

その上で、それぞれ細部のデザインを変え、キャラクターの個性を出している。

 

 

 

そして何より萌えポイントを押さえている!!!

こっちを萌え殺す気かと本気で思いましたね。

 
 
 
デザインに上手く差し色を使っているところがデザイナーの農本さんの凄いところだと思います。柄生地と無地、織柄生地とラメ、合皮、ファーなど素材の選び方にもこだわりが見えます
ブレードなど装飾パーツの使い方もうまく、これにより『舞台映えのする派手さ』と『刀剣男士としての品』を両立させていると感じました。
 

「キャラクター衣装に入っている色のみで作るという原則」

装苑2018年9月号より引用

 この原則のなかで、使う色と分量が工夫されている。(例えば村正ってあんなに色数が多いのに、二部衣装ではほぼ黒と差し色のピンクで衣装を作っています。)

 
 
 
 
 
 
 

 初観劇の際、予備知識なく観劇して感じたことですが、キャラが衣装をバッと脱ぐ姿には驚きました。
予想の上を行く衣装の変化は、観客のボルテージを更に高める効果があります。
第三形態までの衣装変化もパフォーマンスとして計算され設計されていると感じました。

  

第三形態は観客のツボをついてくるデザインがけしからん!!もっとやってください!デザイナーさん最高!!
 


デザイナーさんも俺らの仲間かな?って一瞬思いましたけど多分違いますね。

人の身体には美しく見える部分や、見せると下品になるところがあるんです。レディースを例に挙げると、腕の付け根、脇の下が服からチラ見え見すると品がなくなるから意識してパターンを引けと教わりました。デコルテは上手に露出すると美しく見えます。
 
それぞれの体型の違いも重要です。その人が一番きれいに見える丈や形は違います。女性だと身長や脚の形によって似合うスカート丈が違う話は一般的ですよね。
 
───ファッション誌でもよくありますよね。同じ服が体型別にどう見えるか検証してるの。最近は骨格診断なんかもあるから、ピンと来る人は多そうです。
 
そうそう。そこも踏まえて、すごくよく考えて作られている衣装だと感じました。
 
 
 

今思い出しましたけど、公演の記憶が飛んでるのってこの第三形態のせいなんじゃないかな。らぶフェスでもびっくりしてガン見してたけど、それよりも近くでこんなの出されたらさあ…隠す美しさと見せる美しさのバランスが絶妙すぎます。(見惚れない人いなくない???)
よく生きて返って来れたな、って思いますね。

 

───特に舞台が近いと破壊力がすごいですよね。細かいところまで見えるし。あとはファンサに被弾して衝撃で記憶が飛んだり。ミントさんは某キャラのファンサの流れ弾に当たったことも、記憶喪失の原因なんじゃ?
 
 
そうかもしれない…?
 
もう数えきれない程に各公演を再生しているので、最初は「かっこいいー」とぽけーっと眺めていましたが、だんだんこのかっこよさはどこから来るのか? このメンバーでこのキャラにこのデザインを持ってくるのは何故か。そんなことを考えながら見るようになって、こんな風になりました。
  
 
───そもそもの着眼点が違う上、だいぶ考察を重ねてますよね。これから話を聞いていくのが楽しみです!
次回はミントさんが好きな「つはものどもがゆめのあと」の衣装について話してもらおうと思います。(以前のエントリから大幅に加筆修正しています)
 
 
 
 
 
 
( 語り・原文:ミント(id:pmintgreen)、聞き手・編集:かんそうぶん(id:Bn295
  
 

お揃いだけど個性的。野外仕様のすえひろがり衣装

野外祭…そう、フェス!と思わせるカジュアルな衣装

大きな胸ポケットがワークブルゾンっぽく、意外〜と思ってしまったのは、今までの「真剣乱舞祭」への固定概念があるからでしょうか。
しかし最初の驚きはまた別の驚きに変わります。

 

長谷部と安定(白地に青系は同じですが襟の形とリボンテープの色が違うと印象が変わる!)


濡れること(雨天)と気温変化を想定してる!

  • 水を吸いにくい素材(重くならない、手入れがしやすい)
  • 濡れても型崩れしないデザイン(繊細なカーブやフレアがない)
  • 滑りにくそうな靴(スニーカーとブーツ)

松井と桑名(滑りにくそうな靴)

 

素材に関しては、

ブルゾンの生地はハリがありデザインに合っている。綾織(あやおり)や表面加工された生地、ラメ入りなどを使い『衣装としての華やかさ』もあります。

ライブ衣装でよく使われるブレード・金襴・織柄生地・合皮は水に弱いのでほとんど使っていません。(今剣ちゃんの金襴は後述)

ボトムスの生地はジャージっぽいものやあまり厚手でないものを使っているように見えます。デニムもダメージ加工部分を見る限り比較的厚手ではないストレッチデニムだと予想します。(生地が厚いとその分水を吸ってしまう)

リボンテープは水に強そう。

 

気温の変化への対応

ブルゾンの開閉で体感温度を調整できる。
ゆとりのあるブルゾンはボタンを開けると風が入りやすく、インナーもカットソー一枚なので涼しく感じられると考えられます。生地がある程度の厚みと密度があるのでボタンを閉じると風を通さないのではと思われます。

 

デザインも本気なのが俺たちの刀ミュくん。

 

 

ブルゾンについて

ブルゾンイメージ図

ベースの形は全振り同じ!

  • 丈……ショート丈、ミディアム丈、ロング丈
  • 襟……ノーマルカラー、スタンドカラー、+例外(山姥切国広、鶴丸
  • 袖……長袖、七分袖、半袖
  • リボンテープ……白or黒
  • 裾布(衣装背面の長い布)の有無

この組み合わせで全振りが出来上がっています。

襟・裾丈・袖丈のパーツの組み合わせです。
形だけ描くと(イメージ図)とてもシンプルでほとんど同じに見えるかもしれません。
そこに色がつくと、パッとキャラらしさがでます。

 

長谷部と一期(ショート丈にスタンドカラーとノーマルカラー。白地に青系+パイピングは金と同じですが襟の形と裾のラインの色が違うだけで印象が変わる!)

 

御手杵、日向がショート丈で腰のラインは1本。明石はミディアム丈で腰のラインが2本。

 

半袖の今剣とフード付きの鶴丸

 

ブルゾンの配色が天才

前立て(スナップボタンが付いているところ)が、土台と同じ色のものの場合と、別の色になっているものがあります。

カフスも同じで、身頃と同じ色の衣装、別色に切り替えている衣装があります。

袖の切り替えの横と前立ての細いライン(パイピング)の配色もデザインのアクセントになっています。この二箇所、同じ男士もいれば別の色にしてある男士もいます。ちゃんと考えて配置してあるんですよ!例えば一期のパイピングは金色と紺色の二色です。

腰のポケット、胸ポケットのタブも配色でアクセントになっていますね。

カラフルに見えるけれど、3~4色でまとめてあります。色の選び方すごい。

ブルゾン単体でどの男士か分かるのすごない?

 

そして、ゆとり感の違いも素晴らしいんですよ!
ゆとりがあるシルエットとタイトフィットの男士がいます。そのチョイスー!!ありがとう!

 

肥前豊前(同じ赤と黒だけど印象が全く違う)

 

雲さんと小竜くん。身頃の色が違うと雰囲気も変わります。二振りのピンクのパイピングの配色の違いにも注目!

 

ブルゾンのシルエットの違い(ゆとりがある鬼丸とタイトフィットの一期)

 

 

裾布

あのですね、ブルゾンの裾の後ろだけ長い男士いますよね。あの裾の布、ファスナーでくっついてません?
しかもそのファスナー、同色じゃなくて色変えてますよね!?!?
そういうとこ!好き!!!!

さらに、鶴丸と巴さんの裾布の裏地はグラデだし、小竜くんはここへきてライトグリーンですよ!どの男士も裾布の裏地の色使いうまいなあ。

 

小竜(2枚目全身。裾の布の裏地がライトグリーン)

 

鶴丸と松井の裾布内側に注目

 

バックスタイルが最高にかっこいい

陸奥守(後ろ姿もかっこいい!刀ミュマークがプリントではなく刺繍なのも豪華でいいですね)

 

 

インナーについて

  • 襟…
    丸首(浅・深)、Vネック(浅・深)、ハイネック+例外(セーラー襟つき、フード付き)
  • 袖…
    ノースリーブ、ミニ半袖+例外

だけだと思うじゃん。

前面の柄の部分にラインストーンが各男士アレンジして付いてます!

裾を片方だけ引き絞った(ギャザー)アレンジもありましたね。

 

2枚目明石と小狐丸(カットソー。よーく見るとラインストーンの位置が異なっているのがわかります)

 

セーラー襟つきがかわいい物吉と日向

 

今剣ちゃんの金襴

金欄は水に弱いって言ったじゃんって思いますよね。私も初見でエッてなりました。濡れると縮むことが多いんです。
今回は先に一旦濡らしてから使用したのかな?と考えます。そうすると次に濡れてもそれ以上は縮むことが少ないからです。
金襴を使っているのは今剣ちゃんだけだと思います。

 

今剣・榎本・小狐丸

 

 

腰布

ふわふわした腰布、付いてますね。ズボンの脇や腰回りについているいつものアレ。

これもオーガンジーやシフォンといったような濡れても形態が変わらない素材なのでは?と思います。
巴さんのロング腰布も軽やかな薄い生地を使っています。広がりすぎないようにプリーツにたたんであるところが細かくて好きです。

 

巴さん(ウエストから半周している布に注目)

 

 

 

ボトムスについて

戦装束からと内番からきているのかなと思わせるデザインの他に、キャラらしさを出したデザインもあります。
日向くんと物吉くん、村雲くんなどは戦装束からっぽく、
清麿のハーフパンツ、小竜と大般若のズボンなどは内番っぽい気がします。
鬼丸さんは戦装束でも内番でもなく、ライダースパンツ風でハード感が出ています。桑名くんは実はサロペット風で、胸当てが垂れています。

揃いのブルゾンと個性が全開のボトムスの組み合わせでとても刀ミュらしいお衣装。

 

雨さんと雲さん(膝のダメージ加工がお揃い)

 

ボトムスの違いに注目(上品な蜂須賀、内番からのデザインかな?大般若、ライダースっぽい鬼丸)

 

巴・長曽祢・堀川・安定・蜂須賀・陸奥守(ボトムスの違いで個性が光る)

 

 

 

レインコート


雨天時のレインコートがすごい

2枚目レインコート(小竜と豊前

 

レインコートの左裾、向かって右にリボンテープ付いてますね。
ブルゾンは右裾のテープが長いんですよ。
つまり レインコートを着用すると左右のリボンテープが長く揃う!!!! なんということでしょう。ある意味雨天時にニューデザインが完成するというマジック!

 


榎本武揚伊達政宗

榎本さん(全身)

 

榎本さんは新衣装。これは雨天時を考えているなと思います。
生地が軽やか。(濡れて重くならない。乾きやすい)
肩章などの飾りがない。肩章のフリンジ(ふさふさ)は濡れるとそのあとボソボソになってしまうんですよね。
その代わりに前面に刺繍モチーフをちりばめてゴージャスですね。

政宗公は…
濡れても気にしない!という気合いでそのままなのかな。
華やかな羽織は伊達双騎の時と同じものかと思います。

 

 

 

今回は、『野外』を満喫させてくれる楽しい衣装でした。
お揃いだけど個性的。カジュアルだけどきれい目だったりハード系だったりバラエティに富んでいましたね。
雨の日の演出、レインコートと傘も素敵でした。
濡れたらどうするんだろうというこちらの小さな不安も吹っ飛ぶかっこよさ!

毎回驚きを届けてくれる大型公演。揃いの衣装は特別感があって嬉しいですね。
次はどんな驚きが待っているんだろうとワクワクが止まりません。きっとこちらの期待の遥か上をくるんだろうなあ。

 

 

隠しきれない色気が爆発した花影ライブ衣装

※6/20 いただいた引用RTをもとにした追記あり

 

好きすぎてとても冷静には書けないので荒ぶった気持ちのまま書きます。
今回は感想を叫ぶ記事です。
そして、私は山姥切長義というキャラが大好きなのでその辺は察してください。

 

 

みんな大好きお揃いの白いロングジャケットじゃん!!!(主語がでかい)

初見の第一声はこれ。今までありそうでなかったやつ。

黒が基調の衣装のダンサーさんの中に白い男士が映える。

月光に照らされた百合かな(突然のポエム)

長谷部とダンサーさん

 

第一形態

白ベースに黒の刺繍モチーフが目立つので、一瞬モノトーンかと思いました。
シンプルに見せかけて、随所に手の込んだ装飾があります。

長谷部・一期 第一

 

大般若 第一

 

小竜 第一

 

色味が少ないな?と感じたのはキャラの色をそのままではなく、全体的に薄め(白っぽく)or濃いめ(黒っぽく)してあるからではないでしょうか。

重ねた刺繍モチーフとジャケットの襟の色は、長谷部・長義・小竜はキャラ色より薄いです。
正面から見えるジャケットの裏地は大般若さんは黒、小竜くんはインナーの腰布が濃い目、鬼丸さんと一期さんは粟田口カラーの紺色が黒に近い。

 

共通点としては

  • 白い
  • ジャケットの襟は大きく開けて、インナーはキャラらしい装い。
  • 黒い刺繍モチーフの下には同じモチーフがキャラ色で重ねてあり、ストーン飾りがさりげなく輝く。


装飾は控えていると言ったけど、手を抜いたとは言ってない。

そう、長谷部のストラ!
大般若さんのインナーのもりもりフリル!たっぷりのフレア裾!
一期さんの燕尾!
長義のマントを思わせる裾布!
前回とはイメージを変えてきた小竜くん!(襟については後述)
そしてそして、今回のハード系担当鬼丸さん。ハードとエレガントの合間をついたかっこよさ!(後述)

どれもこれも尊すぎて死んだ(オタクはすぐ死ぬ)


どうしても言いたい萌えたポイント

長谷部・長義 第一

 

長谷部

長谷部ー!!!!!なんてことだ。
戦装束のジャケットは前を開けていたのに、ライブ衣装はぴっちり閉じているではないですか。しかもボタンいっぱいついてる(最高)。
ジャケット自体は広がりがないデザインで戦装束と似たシルエットながら、前を閉じた分の運動量確保(とデザイン面)から脇に深いスリット。
そしてそのスリットから覗く腰のふわふわ布(グラデ!!)と金色の紐。
ストラモチーフっていうかストラじゃん。長谷部じゃん。最高。

 

長義・長谷部 第一


長義

「ショートジャケット+裾布」と受け取りました。
フロントを閉じていないことで、動くとジャケットがふわっとなびく。裾布も動く。この裾布、通常のジャケットの裾ではなく+布として「戦装束のマント」っぽさを感じました。
大好きグラデーション使い、ありがとう。肩からのひらみマント・腰のふわふわ布。そして袖のグラデ布!ここはラペルの水色の布じゃなくてグラデ布なのが本当に素晴らしいです。

でさあ、そのブーツなに?初見でスタオベしました。心の中で。(ブーツまで入った写真が見つからなかったのでディレイでみてください)
膝が隠れるロング丈、特注?金の縁取りがインナーのベストの縁取りと相まって最高。
あとね、そのオレンジ色のタッセル(房)なに?何かな?審神者に教えて?オレンジが差し色になってる金髪の彼と関係あるのないのどうなの!?
(非常にデリケートな問題なのですが、これ以外の点には共通項や類似点は私は見つけられませんでした)


小竜

襟の模様の謎

小竜 第一襟

 

ジャケットのラペルの模様の水をビシャってしたみたいなやつってなんだろう?って思ってたんですよ。
そしたらね、模様の主は白い方でした!!!ラペルの縁からの白い模様です。
そう、江水のロングジャケットの裾にもあった、立ち上る炎のような模様。
なるほどなーと腑に落ちたものの、この模様の元ネタがわかりません。刃文?という意見もいただいたのですが、個人的にはどうかなあ?と思っています。他にもこれじゃない?という情報ありましたらお待ちしております。

参考 江水小竜ジャケット(裾に注目)

 

↓↓↓ 6/20追記 ↓↓↓-------------------

いただいた引用RT

 

Twitterで引用RTをいただきまして、「刀剣乱舞絢爛図録二 86ページ」を確認したところ 小竜景光のヒップバッグ(正面)の図に 黒地に黒線で炎の模様が入っていました。完全に見落としてました。情報ありがとうございます!!!

これで炎の模様がライブ衣装に使われているのは戦装束からというのがわかりました。

 

追記ここまで --------------------------

 

大般若さんのブーツのソールは赤!そしてサイドのボタン素敵すぎですね。

 


第二形態

えーもう最高じゃん。それ以外言葉いらなくないですか。

第一形態は抑えきれない香りが漂ってきそうな気配だったのが、第二形態でそれがブワッと香る。

長船

 

光沢のあるシースルーのシャツで、そのパフスリーブにしようって発想が天才。
でも身頃は透けてないの最高
(光沢や生地感から、身頃と袖は同じ布を使用し身頃は透けないように別の裏地をくっつけていると予想します)

一期 第二(クリックで全身)

 

一期さんは袖が透けてないんですよ。袖は透けてない代わりに白と金のレースっぽいものが付いてます。
ベースが紺色と白で清廉。金の襟の縁取りは太く、ズボンのサイドも金の主張の強いブレードを使い華やかさとロイヤル感が出ています。
ベストのボタンが金色ではなく、ベストと同じ生地を使ったくるみボタン(布で包んだボタン)を使っているところに、金の使い方の妙を感じました。

 

長谷部はやばい。

長谷部 第二


第一形態でインナー白だと思ったら、そんなの隠してたんですか!っていうシャツ。
戦装束のシャツはスタンドカラーですが、ライブ衣装はウィングカラー。タキシードとかで着用するやつです。
艶のある黒の襟と前立て。美しく並んだピンタック。さりげなく挟んだ金のブレード。そして紫とグレーの中間のシックで色気のあるシャツ生地。この色最高。

長谷部の本気はやばい。

 

大般若 第二

大般若 第二 サイドから

 

大般若さんのフリルを見てくれ。

目を引くのはフロントのフリルタイなんですが、右身頃に美しいフリルがついています。そして肩から背面へと繋がってます。
バックスタイルも手を抜かないところがさすがです。
マジでこのフリルが美しい。
あと腰のレースが最高!!!!!

 

長船

 

長義についてはちょっと語れないですね。宇宙って感じ。
イカラーのカマーベストの後ろ中心が狭すぎないところが好きです。
長船感あるなあと思いました。(大般若さんから「弟分」って呼ばれてますので)
三振り並ぶと艶やか(あでやか*)で美しい。

 

小竜くんはシャツの裾がタックインではなく、ベルトになっているところが面白いデザインですね。
エレガントに寄せすぎると前回(江水)と被ってしまいそうなので、デザイン性を全面に出したのかなと思います。

 

鬼丸 第二

 

鬼丸さん?えっ、かっこいい。
腕の4本ラインは、戦装束で腰に巻いてる粟田口ジャケットの袖口の4本ラインからでしょうか。
ハードな中にも品があるのが天下五剣って感じですね。

 


鬼丸さんについて

鬼丸 第一全身(クリックで拡大)

鬼丸 第一アップ

鬼丸 第二全身(クリックで拡大)


ハードとエレガントの間と前述しました。
第一形態はライダースジャケットがベースかと思います。
白いところは他の五振りと同じエレガントな織り柄生地。これだけでライダースジャケットを作ってしまうとデザインと素材の違和感がすごいと思うんです。
前面にフェイクレザーを使うことで、ハード感のあるデザインを溶け込ませています。さらにフェイクレザーは光沢のないグレージュという少し上品な選択。白のレザーじゃない。
襟には一期と同じ紺色の布を使うことで統一感も増します。
ジャケットはいい塩梅にエレガント風味。

なんですが、ズボンがすごいんです。普通のレザーパンツだと思うじゃないですか。
黒と紺色のツートンで、さらにはバイクに乗るときに使われる『チャップス』というものがデザインモチーフになっているのではないかと考えます。
チャップスというのは別名行縢(ムカバキ)。元々は馬に乗るときに足を保護するために普通のズボンの上から着用していたものからバイク用のアイテムにもなったようです。
つまり、トップスはライダースジャケット、ボトムスもバイクに乗るやつ です。
他の刀剣男士のエレガントに混ざっても悪目立ちしない と ハード系 を見事に両立してました!!

 

第三形態

みんな違ってみんないい。
長義くんのお袖ありがとう。

第三形態は露出が多い割に下品にならないのはなぜでしょうか?という質問をいただいたことがあります。
袖や襟ぐりのラインの取り方が上手だからかなあと思います。
胸筋の上部が見える・襟ぐりから見えてはいけないものが見えそうになる とちょっと品がなくなるような気がします。
大般若さんはホルターネックですが正面はきちんとカバーされていますし、鬼丸さんはゆったりとしたトップスですが脇はきっちりしています。

「見せて美しいところ」「見せないほうがいいところ」の線引きがしっかりしているからこそ、美しく力強くかっこいいのではないでしょうか。


その他

第一形態で重ねた刺繍モチーフのカラーの方、もしかして染めてますか?
もともと刺繍モチーフはカラーバリエーションが多くなく、ぴったりの色を揃えるのが難しいのではないかというところから染めているのでは?と考えました。
どうなんでしょうね。

 


言いたいこと全部書くととんでもない量になるので思いついたところだけ書きました。
推しくんの○○が書いてない!ってところはごめんなさい。許されるなら五時間くらい語りたいです。

 

とにかく「最高!」「好き!」「天才!」しか言葉が出てきません。
グラデ布、紋やキャラ色を使ったアクセサリー、生地の選び方(透け・柄・色・質感)、装飾の位置と分量、どれを取っても最高に素晴らしい。
過不足ないデザインというのは実は一番難しいのではないかと思います。
今回はシンプルに見えて計算され尽くした、洗練された美しい衣装だと感じました。

 

白のロングジャケットにはときめきがつまっている!

 

 

最後に、ライブ衣装ではないのですが カゲ の衣装が素晴らしかったので。

黒と墨黒、シルバーで見事に表現されていましたね。

 

 

*「艶やか(あでやか)」は本来女性に使う言葉ですが、ここではあえて使いたい。

 

 

感想、励まし、質問、情報などはこちらへ。

質問箱 https://peing.net/ja/pmintgreen?event=0

回答はTwitter https://twitter.com/peppermint_112 で。回答不要の場合は明記ください。

 

文 pmintgreen

 

 

細部まで輝いていた!江おんすていじライブ衣装

刀ミュ ミュージカル刀剣乱舞 江おんすていじ ライブ衣装 二部衣装 三部衣装

※1/24、1/25いただいた質問箱をもとにした追記あり
※1/29第二形態イラスト追記あり


こだわりがぎゅうぎゅうに詰まっていた!

江の第一形態はアイドル感すごい!!の一言。
お揃いのキラキラした衣装がアイドルっぽい。

江みんな お揃いのグリーンがアイドルっぽい(二枚目・四枚目は反転)

 

基本的なフロントのデザインは同じで、袖や裾の形にアレンジを加え、ジャケットの縁取りにキャラ色を入れています。

袖丈は、篭手切は半袖、豊前は肘丈、桑名と村雲は七分丈、五月雨は長袖、松井はフリルがついています。

江おんすていじ ライブ衣装 第一形態 ジャケット

第一形態ジャケットイメージ

裾の形は長さが異なっていたり、燕尾の形になっています。
篭手切の腰の布がリボンになっているところも細かくて好きです。

 


それだけじゃないのが刀ミュのライブ衣装。
スボンのチェック柄が各々違うんです。

雨さん雲さん(クリックで全身見られます)

 

桑名・豊前・五月雨(クリックで全身見られます)

 

チェック柄の中にキャラ色が入っています。(豊前の赤、桑名の黄色は見えやすいかも)

江おんすていじ ライブ衣装 第一形態チェック柄

各キャラのチェックイメージ

↓↓↓ 1/25追記 ↓↓↓-------------------

村雲江のチェックはピンクではなく白との声をいただきました。
映像、ブロマイドなどで確認しましたが、白なのか薄ピンクなのかはっきりわからなかったため、図のピンクを薄く修正し、白と薄ピンクを併記しました。

追記ここまで --------------------------

 


全振り分作ったのか〜という驚き。

チェック柄のズボンは、柄の出方が左右が対称になるように かつ 前中心の縫い目できれいにつながるように裁断されています。

桑名のズボンはサイドの切り替えのチェック柄が斜め。ズボンの形も他のメンバーと比べてシルエットががゆったりに見えます。

一枚目桑名のズボンに注目

 

ちなみにグッズのれっすんバッグはキャラの色が入ったカラフルなチェック柄になっています。

江おんすていじ れっすんバッグチェックイメージ


 

パンツにはさらに工夫があります。

 

松井と五月雨のウエストには黒い生地が見えますよね。 松井のインナーは衿元は白いブラウスなのにどういうこと?

これはズボンのウエストに黒い布(合皮?)を超ハイウエストでくっつけているのではと思います。 お腹が見えないようにガードしつつ、トップスのもたつきが出ずにスッキリして見えます。 五月雨は第二形態のインナーだとするとお腹部分がシースルーなので、それが見えないようにもしているのかな。すごい工夫です。

 

 

 

江はみんなでお揃いでしたが、水心子と大典太は黒でした。

水心子と大典太 チーム黒

 

江と水心子&大典太、テイストが違うように見えるけど並ぶと一体感があります。
共通点は

  • フロントのナポレオンジャケット風のデザイン
  • 袖(上腕)の模様(テープで描かれた三本のラインとぐるぐる)
  • ロゼット
  • 肩章の模様(引用写真参照)

特に、上腕の模様は黒生地に黒いテープなのでパッと見てわからないのですが凝ってます。

 

水心子(ケープサイドのループ模様に注目)

大典太(上腕のループ模様 が共通)

桑名(上腕のループ模様ー江全振りに入ってます)

 

肩章はアップになった写真でやっとわかるくらいの細かいところ。こだわりを感じる。

雨さんと水心子(肩章の模様が同じに見えます)

 

↓↓↓ 1/24追記 ↓↓↓-------------------

質問箱へのお便り

 

情報ありがとうございます!

腕のラインの本数=刀種 ですね!

また、カフス(袖口)のラインも同じく
・打刀は三本
脇差の篭手切は二本
・太刀の大典太は四本
になっていますね。水心子はケープの裾のラインが三本なのは打刀だからなんだ!
教えていただいてありがとうございます。(記事中のイラスト修正しました)

江おんすていじ ライブ衣装 第一形態 ジャケット

第一形態ジャケット一覧(再掲)

江おんすていじ ライブ衣装 光世 水心子袖部分

光世と水心子の袖部分

 

 

なんとジャケットのボタンの数が違うとのこと。
江のジャケットのボタンの数は確かにこちらのツイートの通りでした。
体型に合わせてジャケットの大きさが変わるので、ボタンの数も変わりますよね…
(ボタンとボタンをつないでいる線の形をキープすると、丈によってボタン数が変わる。通常の服だとボタン間隔を調整します)
”同じに見える”ための細かい違いですね。

 

確かにボタンの数が違う!

 

気づかなかったところを教えていただいてありがとうございます!
集合知、すごい。

 

追記ここまで --------------------------

 

 

 

松井の靴が膝まで覆う編み上げブーツも最高にかっこいいですね!しかもソールが青です。

松井のブーツ、江のジャケットのアレンジに注目

 

個人的にすごいなと思ったのは第一形態でのインナーがこの時しか着ていない男士(篭手切・桑名・豊前・村雲)がいたことです。
篭手切はシャツにネクタイ、桑名は裾を引き絞った白いインナー、村雲は戦装束を思わせるピンク。豊前は裾から白い生地が見えるけど衿元が見えないので第二形態のシャツではないと推測。

ジャケットの衿元や裾からチラッとしか見えないのに、こだわってますね。

 

 


第二形態

江のもの、靴履き替えた!?!? 初見で思わず叫んだところです。
松井・桑名・篭手切・豊前は靴が変わりました。えっ、こんなこと初めてじゃない!?
靴まで写っているお写真が見つからないので、ここはぜひディレイ配信で見てください。

松井の衣装については後でまとめて記述します。

 

水心子と大典太

(二枚目 水心子と大典太

水心子くんかわいい。語彙力は消えました。
長めの半袖と首ガードにありがとう。

 

大典太さん

三枚目第二形態後ろ姿


あのエレガントなロングジャケットの下にそんなハードなブルゾン隠してたなんて!!!
ライダースジャケットのアレンジかと思います。
背中の鋲で描かれた大きな星マークとラペル(衿)の三池柄(黄色のチェック柄)が目を引きます。
この三池柄はラペルにしか使われていません。他のところにも取り入れると、きっとデザインが分散してしまって黒とレザーのハード加減が減ってしまうと思うんです。
その代わり鋲やベルトでアクセントをつけ、長い腰布の内側の赤で「映え」があります。

大典太さんの前からの写真が見つけられなかったので、ぜひディレイで確認してみてください。

 


桑名

三枚目桑名豊前水心子大典太

 

カジュアルだな!という第一印象。
細かいところが凝っていて、ズボンの切り替えが左右非対称だったりフロントも斜めになっていて「つなぎだけどちゃんと衣装」となっているなと感じました。
ジャケットは大きな衿に金色のブレードがちょっとした上品さを醸し出しています。でもショート丈で裾ベルトがあったりして、カジュアルとエレガントのミックスなんですね。
生地のキラキラ感とこのジャケットがあることで、他の江と並んでもカジュアル過ぎずに馴染むのかなあと思いました。

 


豊前

豊前 2枚目クリック

豊前全身

 

豊前の新しい扉を開いた!!!

今までの衣装って「疾い」「かっこいい」「アニキ」みたいなイメージだったのですが、今回はドレッシーで上品な王子様!
裾がフレアになったロングジャケット、胸元のフリル、衿の縁取りは金色…

デザインのポイントとしては、衿と袖の切り替えに艶のある生地を使っていること、ズボンの脇のブレード、後ろ裾が燕尾の形になっているところかと思います。
肩幅と裾巾を広げることでウエストをキュッと絞ったシルエットでエレガントです。
シャツの胸元のフリルが、シャツの生地と同じではなく軽やかな生地で作ってあるところがこのフリルの美しさの秘密かと思いました。

 

雨さんと雲さん

雨さん雲さん

 

お揃いですね。いわゆるシンメってやつですね。しかも鏡あわせですよ。
ジャケットの緑和柄は対称、肩のハーフマントもそれぞれ左右についています。
このハーフマントの裏地がお互いの色ですね。そういうのほんとすき。ありがとう。
ボトムスの黒のレース生地がなびくのも綺麗!キラキラしたのは材質がわかりませんでしたが、舞台映えが見事でした。
そして、お揃いではないところもあります。
レース布の下の腰布は、雲さんは黒地にピンクの縁取りがありますが、雨さんは黒一色です。布の長さも違います。
安易に全部一緒にしないところもいいなと思います。

 

篭手切

篭手切第二

 


ライブ衣装に戦装束の柄入れるのほんともう尊すぎる。

戦装束の袖の模様がライブ衣装の身ごろと袖に入っています。
葵咲本紀の第三形態でもちょこっとやってるんですが、今回はバーンと入っています。
金色で綺麗。かわいい。すき。
首元のリボンもいいですね。壽でもリボンでした。黒っぽいリボンは可愛さと凛々しさを感じて好きです。
腰布のキャラ色グラデーションはデュエットの松井のロングジャケットのグラデと合わせてのものでしょうか。
ブーツが茶色に変わってます。

 


松井

松井ー!!好きだーーーーーーー!
ブロマイドの時点で第二形態(白)を見てゲンドウポーズになりました。

松井第二・第三(全身)

 

こんなの好きにならない人いないでしょ(主語がでかい)

第一形態は編み上げのロングブーツ。松井っぽくて似合ってる!
第二形態は靴が変わってる!三度見しました。青いソールのショートブーツに変わっています。

 

白いロングジャケットは大きな衿の黒い縁取りと裾のグラデーションが印象的。
この黒のブレードはマットというかキラキラしていないんです。マットなブレードは今までにないのでは?

左の衿先(下側の衿)に赤いワンポイントが!細かいこだわりがここにもあります。

縦についたウエストのボタンは控えめな金色。全体的に地味なはずなのにそれが逆にシックにまとまっていて強い衝撃を受けました。

フリルシャツに袖口もフリル。首元のフリル飾り+カメオ風ブローチ+リボン(端に銀の金具)が、私が予想していた遥か上をいく松井感で死んだ。ありがとうございます。

背中の刺繍がとても気になるのでじっくり見たいです。

 

ジャケットの裾の広がりが見事で、動きに合わせてフワーッとするひらみが大好きです。
裏地はステージだと濃い青っぽく見え、さらに重ねた紺色っぽい腰布によりボトムスの黒・紺とジャケットの表の白の対比が美しかったです。

 

そして注目して欲しいのはズボンのウエス

引用ツイートの二枚目(第三形態)と三枚目(第二形態)を見比べてみてください。

第二形態ではハイウエスト→第三形態はローウエス
ズボンは同じです(金の刺繍模様などから推測)

江おんすていじ ライブ衣装 松井江ウエスト部分

松井江のライブ衣装ウエスト部分

幅の広いベルト飾りのようなものを装着して、ハイウエストに見せているのかなと考えました。
松井の戦装束ってハイウエストじゃないですか。それがここに活かされています。しかもライブ衣装はウエストを折り返してベルトをつけているように見せた凝ったデザイン!
付けて外してというだけのことなんですが、第二形態では完全に一体型のハイウエストのズボンだと思ったのでマジですげえなってなりました(語彙力の不足)


第二形態は絶対ハイウエストのこのズボンが似合うんですよ!でも第三形態ではローウエストの方がいいんですよ!ありがとうございます!!

このまま松井の第三形態語りますね。
上腕しか出してないのに色気がすごい。後ろの衿元の開きが少し大きく肌がちらっと見えるのもポイントかと思います。
シンバル片手に歌うところが好きです(衣装関係ないけど)

 


第三形態

なんかもうみんなかっこよかった。
一つだけ…

篭手切くんの、裾が絞ってあるのが梵字じゃない側なのがわかり過ぎてて最高。
そして動くとチラチラっと梵字が見える裾丈ありがとう。

 

ダンサーさん

ダンサーさんの今回の衣装は、白いシャツに黒いベストとズボン。デザインが全員微妙に異なっていました。それぞれベストがひらっとしたり、ワイドパンツの裾がなびいたり、素敵でした。
ネクタイが濃い緑なのは江だからですかね。

ダンサーさん 勢揃いすると違いがよくわかります 

 

ラストのフィナーレでアンサンブルさんの衣装にナポレオンジャケットを持ってくることで全てを回収した!と思いました。

(アンサンブルさんのフィナーレ衣装)

 

 

江の第一形態はアイドル感すごい!!の一言。
お揃いのキラキラした衣装がアイドルっぽい。
そこに水心子と大典太が入ることで全員が一層華やかになる不思議。
フロントのナポレオンジャケット風のデザインのそれぞれのアレンジが利いているのかなと思います。ロゼットも可愛いですね。

デュエットする男士は二振り合わせたデザインだったところに演出に合わせてデザインしてるんだろうなと感じました。どの段階でどう決まるんだろう…

 

個性と一体感が刀ミュだなあ。とにかくキラキラしていて最高でした!

viva刀ミュ!

 

 

 

文章:@peppermit_112/編集・イラスト:@kansouBn

伊達双騎二部衣装〜対ではあるがお揃いではない、二振りの個性と一体感の魅力〜

優雅さと凛々しさ、一言で表すなら『それぞれの美』

鶴丸と大倶利伽羅の二振りなので、当然『対』は意識されていますが、単体での各々の完成度がやばい。

 

 

対ではあるけれど、お揃いではない。
それぞれのロングジャケットのシルエットは全く違います。
パンツは、鶴丸は濃紺・大倶利伽羅は黒。
ラペル(衿)は鶴丸はとがっていない形、大倶利伽羅はピークドラペル(とがっている)です。
共通のお揃い部分と、二振の個性の出し方が見事です。

 


優雅な鶴丸

今回、鶴丸の衣装に使われている色は「白・(黒)・紺・金」です。

紺色を入れることで雅さが出たなあと感じました。また、黒ではなく紺色を使うことで大倶利伽羅との差も出ています

 


シルエット

動きに合わせてフワーッと広がる長い裾が印象的。
エストをかなり絞ってあるように見えますが、男性なので胴回りはそんなに細くできないと考えます。
逆三角形に作ってあるラペル(衿)、広がっている裾でウエストが細く見えます。

細い(ように見える)ウエストとたっぷりフレアの入った広がる裾。そこにレースが加わることでエレガントで豪華な印象ですね。

さらには、ジャケットのウエストにキラキラしたボタン(赤)と紐(赤と金)が、ウエストのデザインアクセントになっています。

 


レースと刺繍モチーフ

とにかくびっくりしたレース。裾部分全面の内側にレースを重ねてますね。(余談ですが、ざっくり言うとレースは繊細さと面積が大きいほど高価です)
そして何より何度も見返したのは、裾の後ろ中心のレース切り替え。
ジャケットの裾の布がレースになってます。
回転したときの広がり方が最高。後ろ姿もっと見せてー!

背中の刺繍モチーフは羽のように見えます。ついに羽が!!!!という驚きと納得感。
さらには、ラペルで半分隠れていますが左前面にも刺繍モチーフがあります。


凛々しい大倶利伽羅

 

前回に引き続き「赤・黒・紫・金」。
身頃の赤は大倶利伽羅の赤ですね。赤色の刀剣男士は多いですが、今回の赤は大倶利伽羅の赤だ!という感じです。

 


シルエット

すっきりシャープな印象です。裾の丈が左右で違うところに『映え』がありますね。短い方は思い切り短く、フレアがほとんど入っていない長い方は一部分だけ長いことでひらっとします。
この裾の丈の違いが、動きを引き立てていると思います。

 


恐ろしいほどのテイストミックス

パーツひとつずつは全く異なるテイストをミックスしてます。
「世界の美味しい料理集めて一つの鍋にぶち込んでみました!(禍々しい闇鍋)」になりそうなのに、最高に素晴らしいものが出来上がっているのがマジで神かなって思いました。

肩章のフリンジは洋装
金欄は和装
アクリルミラーパーツで近代的な要素を
レースの肩布とインナープリーツの布でエレガンスさ
スタッズ、合皮のベルトでハードさ

洋×和、エレガンス×ハードという、普通にやったら崩壊待ったなしになるミックスの加減がすごい。ミックスは毎回上手いなあと思うのですが、今回は特に尋常じゃない。

裾に重ねた紫のプリーツ布、本当に素敵ですね。動いたときの流れ方とか最高にエレガントですよ。スタッズとかついてるのに!黒の皮ベルトしてるのに!

 

 

共通

全体のデザイン

上衿(首の周りの部分)がスタンドカラーで、ラペルがちょこっとデザイン違い。袖が着物袖(グラデーションカラー!!)。
洋に和を混ぜた雰囲気の衣装ですが、袖だけが着物袖だと浮いて見えたと思うんです。金襴をところどころに取り入れることで、和が馴染んでいるのかなあと思います。
また、この着物袖も袖口は切り替えてあり、鶴丸はグレーでやや艶のある生地・大倶利伽羅は黒の合皮です。そんなところも、洋と和の混ぜ方に違和感がないところでしょうか。

 

それぞれの長い裾から、インナーに重ねたレースとプリーツ布がちらりと覗いています。
丈!!!!裾から見えてるやつ!!!最高!

しかも、大倶利伽羅はジャケットの裾に黒のフリンジがついているので、そこから紫のプリーツが透けるのがイイ。

 

 

ミラーパーツ

ラペル(衿)についてるキラキラしたアレです。多分アクリルミラーパーツだと思います。
二振りとも左のラペルにびっしり使われているのですが、パーツの配列によって印象が違いました。
本当に個人的な印象ですが、大倶利伽羅は鱗のように見えます。鶴丸は割れた鏡のようだと思いました。

このミラーパーツは肩章にも乗っています。

 


装飾が多い印象だけどうるさくないのは引き算

肩章のレースとフリンジの分量に注目しました。
パライソの衣装と比べてみるとわかりやすいのですが、フリンジ(大倶利伽羅のフサフサしたやつ)が肩先半分にしかついていません。
鶴丸のレースも肩章の幅全部ではなく、肩先部分にのみついています。


引きすぎないデザインポイント

逆に、映えと豪華さのバランスのための装飾は惜しまない というところがあります。
スタンドカラーには飾りボタン、肩のレース布、パンツのサイドのライン……

一番の見せ所を飾り、引き立てるための装飾はしっかりとついています。この足し算と引き算の塩梅がすごいです。

 


そこまでするの!?

ブーツのソール、見ましたか?見てください。
鶴丸が金色、倶利伽羅が赤色です。
こんなソールの靴見たことないですよ!最高。
黒のロングブーツもお揃いと見せかけてデザインがちょこっと違っているのも素敵です。

ちなみに、鶴丸の足首のは金色のチェーンですね。


第二形態

前面(自撮りのため反転してます)

 

鶴丸

 

倶利伽羅

 

かっこいいですね。羽織のまくってある袖口や、縁取りも素敵です。
ちらっと見える(ような気がする)裏地については、岡さんのインスタからの情報をどうぞ。

 

岡さんのインスタ情報

思わずぎゃーっと叫んでしまった、ありがたい投稿です。もうこれは私からは語ることはありません。

ぜひ、リンクから岡さんのコメントと複数枚の写真をどうぞ。

 
 
 
 
 
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暈し染めと生地

 
 
 
 
 
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第二形態の裏地

 

 

ダンサーさんの衣装がやばい

 

ダンサーさん

 

冒頭、黒の上下(ジャケット・パンツ)に黒のシャツ+白いネクタイです。
この黒いシャツが実はノースリーブなんですけど、動きやすさと涼しさを考えた結果なんでしょうかね。
その後、紺色の艶のあるシャツにチェンジします。

 

ジャケットの袖に黒でラインが入っています。二の腕のあたりに金色の刀ミュマーク、ラペルにミラーパーツ、裏地が金色。控えめなのに凝りすぎじゃないですか。ここまでですでに最高すぎて死ぬ(オタクはすぐ死ぬ)

シャツの台衿(一番上の首のところ)がダブルボタン仕様。ノーマルなシャツの衿もとじゃない!あえての白ボタンがポイントになってる!(致命傷)
倶利伽羅のソロでベルトが赤色にチェンジ(気を失いかける)
鶴丸のソロの紺のシャツ+白いネクタイ、ありがとう。鶴丸だもんね白だよね。
そして鶴丸ソロの後は再びノーネクタイになります(再び死ぬ)

 

ダンサーさん、ただでさえかっこいいのに衣装も凝ってて目が足りないから何百回でも見られます。

 

 

とにかく豪華!かっこいい!最高!デザイナーさん天才!!しか言葉が出てきません。再演してくれないかなあ。

祭の余韻 らぶフェス2022衣装の雑感

祭衣装

水心子(全身前後) *黒のインナーは水心子特有

 

白を基調として、各キャラのカラーを裾にグラデーションで入れてありました。
この祭衣装はシンプルながらも優美で厳かさもあり、祭でも神事の方をイメージしました。
背面の金箔の花びらの配置がそれぞれ違っているところに驚きました。最初は何種類かのパターンがあるのかと思いましたが、どうやら全部違う……?
南泉は紋の上部に三角に花びらを配置することでネコミミみたいになっていて可愛らしかったです。

ソハヤバックショット

 

インナーの衿の色も凝っていて、江は緑でお揃い。虎徹は三兄弟でオレンジでした。帯も全振り違っていてかなり細かいところまで作り込まれていますね。
でですね、これかなりの衣装コストがかかっています。
帯は全部違うし色も違うけどいつものことでは?と思いますよね。そうなんですが、注目したのはインナーの衿。
祭衣装のインナーってほとんど見えません。踊っているときにちらちらっとするくらい。ですので、全振り黒や白でも違和感なく収まったと思います。
それを各刀カラフルにしました。桜模様の衿色との組み合わせを考えなければならないし、色の数の分だけ布を用意しなければなりません。縫製の時に間違えないように指示を的確に出す必要もあります。
さらに別のインナーを着ている男士もいましたね。
この辺りのこだわりに並々ならぬ強い意志を感じました。好きです。

インナーの衿がカラフル

江勢揃い


曲と衣装

歴代公演の衣装を着用していました。保存状態がいいことも驚きですし、それをまだ着れてしまう刀剣男士にも驚きました。
5.6年も経過すれば体型も変わりますし、なかなか大変だったのではないでしょうか。
お直しはそう簡単ではありません。ダーツを解く・別の布を足すなどの方法がありますが、前者は生地によっては針穴が目立ちますし、数年前の当時と同じ布を探すのは難しいです。
そのため、頑張って着たのかなと感じる男士もいましたが、刀ミュの歴史みたいなものを感じることができて嬉しかったです。

岩融と今剣の阿津賀志

 


衣装の組み合わせ

今までは「第◯形態で揃える」が多かったのですが、今回は「見た目で揃える」だったなと思います。
公演によって第一形態がコートとジャケットがあります。ですので、同じ第二形態でもジャケットがありとなしの着こなしになってしまいます。
そこで、ジャケットオン(もしくはそれに準ずる)の時は心覚・江水は第一形態でした。見た目が揃ってかっこよさ増し増しでした。

山姥切国広(第一形態)と松井(第二形態)

 


衣装に意味を含ませる

小竜くんの髪紐の色が本来はオレンジ色ですが、『お前が知っている』と『14th son』(東京後半)だけ黒色の髪紐をつけていました。
これは、本公演の第一部で黒衣小竜景光が出演したことに由来しているのではないかと思います。(この二曲は江水散花雪の曲)

 

千穐楽のTimelineの小狐丸と今剣は阿津賀志山異聞の衣装でした。
刀ミュのスタートの公演の衣装です。
千穐楽までの中で、あつかしの衣装は小狐丸は第一形態を今剣は全形態を着用しているのですが、ラストのTimeline(回替り)にこの二振りが始まりの時の衣装を着て歌ったことには意味があったのではないかなと思います。

衣装には、見映えだけでなくそれを着用することで何かを伝えたり表現したりする力があるような気がします。
着用の衣装は選択の結果なのだと思うと、それだけ大事な位置付けになっているのは衣装好きとしては嬉しいです。

 

小竜髪紐が黒い(通常はオレンジ色)

 


不揃いだけどお揃い

今回刀ミュの江が揃いました。始まる前から「篭手切くんだけ衣装のテイスト違うけど大丈夫かな」と余計な心配をしていました。
いざ揃ってみると、みんなグリーンでした。
心覚組と松井(パライソ)と篭手切(葵咲本紀)、テイストは違うけれど集まってみるとなんとも不思議な一体感?面白いです。

江集合

 


個人的に萌えた話

加州清光が単騎出陣の衣装を着ていた!!!

加州清光単騎出陣の衣装

ジャケットとパンツは初出2018・シャツは初出2017を組み合わせてコーディネートしたアジアツアー(2019)の着こなしです。
加州さんの衣装はどれも全部素敵なのですが、まさか祭で単騎の衣装が見られるとは思っていなかったので驚きと喜びで叫びました。
推測ですが、ジャケットとベストを一体化するというお直しがされています。キャストさんはこの直後のお仕事の関係で筋肉量を増やしているという情報をいただきましたので、その辺りの関係でのお直ししてあるのではないでしょうか。
それにしてもかっこいいです。


清麿くんの衣装が好きすぎる話

清麿第一形 態腰布の紋(クリックで見られます)

第三形態

ショートパンツのシルバーの飾り(クリックで見られます)

今更なんですが、改めて今回じっくり堪能させていただきました。清麿くんの衣装最高です。
まずあの腰布の紋が、黒地に黒プリントでバーンっていうのかっこいい。
全体的に黒なんだけど紫が効果的。腰布の裏地の紫も、布さばくときにちらっと見えてかっこいい。
エストマークの幅広ベルトは、生地の柄と相まって着物の帯のよう。これが女性の帯の位置(ウエスト)に近く、タイトなシルエットもあり中性的に見えます。
そしてジャケットの大きな衿!(絶妙な角度を保ってるのすごい)
ボトムスはショートパンツとレギンス。このショートパンツの丈とゆとり感が最高。
さらにはシルバーのベルト飾りが、なんでこれなのかわからないけど天才的。切替でもショートパンツに直接縫い付けでもなく、浮かせた状態のベルト状態の飾り。
全身からは不思議な魅力を感じます。
えー、もう大好き。天才。ありがとうございます。
第三形態で露出が多すぎないところも好きなんですが、袖のシースルー布は水心子くんのブラウスの布とお揃いです、たぶん。

ちなみに水心子くんの衣装も大好きです。第三形態でブラウスの下にハイネックノースリーブ重ね着しているところとか!
心覚の記事を書けって話ですね、すみません。心覚の衣装についてはツイートしているのでいつかまとめられたらいいなと思います。

 

髪飾り・小物まで最高

蜂須賀のキャストさんがお写真をあげてくださいました。めちゃくちゃ綺麗な御髪と髪飾り。
ブロマイドですらほとんど映らない部分ですが、こんなに凝ってるんですね。

2018衣装、天狼傳(初)

天狼傳(再)

 

他の刀剣男士もそれぞれの公演の衣装に合わせた髪飾りや小さな帽子があります。
過去の衣装を着用の際はきちんとその時の小物を合わせています。
これはかなりすごいことなのでは!と思っています。小物を綺麗な状態で保管するって大変そう。

 

榎本武揚バージョンアップとセーラーダンサーズ

キラキラしてましたよ!ジャケットには飾りがついて、タイも華やかになっていました。
そして、セーラーダンサーズ(と言うんですね?)はライトがついて、完全にどこかのパレードの装いでした。
演出と合わせてものすごくハッピーな気分で楽しくなりました。面白い!

榎本武揚バージョンアップ

セーラーダンサーズ

 

 

真剣乱舞祭は衣装的観点からもお祭りでした。たくさんいろんな衣装が見られて楽しかったです。

 

 

その3 真剣乱舞祭2022 ライブ曲セットリストと着用衣装(東京) 備忘録

どの曲で誰が何を着ていたかの一覧

*作品タイトルは略称
初→初演、再→再演

*形態を書いていないものは第二形態
例)心覚→東京心覚・第二形態

*便宜上、曲にナンバリングしてあります


真剣乱舞祭2022 ライブ衣装(東京)
6/22東京夜公演 を基本として作成

 

1.Free Style (静かの海のパライソ,2021年) 
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
ソハヤ(心覚第一)

 

2.揺ら揺らら  (静かの海のパライソ,2021年) 
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
蜂須賀(真剣乱舞祭2018新衣装)

 

3.断然、君に恋してる (阿津賀志山異聞2018 巴里,2018年)
小狐丸・今剣(つはもの)
長曽祢(むすはじ)
蜻蛉切・明石(葵咲本紀)
南泉・肥前(江水)
 

4.お前が知ってる (江水散花雪,2022年) 
和泉守・大包平・小竜・南泉・肥前・小狐丸(つはもの)
*小竜の髪紐が黒

 

5.焔(東京心覚,2021年) 
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚)

 

6.BE IN SIGHT (つはものどもがゆめのあと,2017年) 
小狐丸・今剣(つはもの)
清麿・五月雨(心覚・第一)
大包平・南泉(江水・第一)

 

7.約束の空(葵咲本紀,2019年) 
蜻蛉切・明石・鶴丸葵咲本紀
水心子・大典太(心覚)
肥前(江水)

 

8.Dreamless Dreamer(幕末天狼傳2020,2020年) 
蜂須賀・大和守(天狼再)

 

9.Burn Out(江水散花雪,2022年)
大包平肥前(江水・第一)

 

10.Brand New Sky(結びの響、始まりの音,2018年) 
今剣(あつパリ)
安定・和泉守・堀川・長曽祢(天狼再)
桑名・村雲(心覚・第一)
松井(パライソ)

 

11.Scarlet Lips (幕末天狼傳2020,2020年) 
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切葵咲本紀 肩出し)

 

12.Timeline(阿津賀志山異聞2018 巴里,2018年) ←回替り

 

13.In My Groove(静かの海のパライソ,2021年)
鶴丸(パライソ)

 

14.きみを探してた(幕末天狼傳2020,2020年)
堀川(天狼再)

 

15.革命前夜(東京心覚,2021年) 
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太心覚・第一)

 

16.S(葵咲本紀,2019年)←会場替り
篭手切・明石(葵咲本紀)途中から肩脱ぎ

 

17.mistake(トライアル公演,2015年) 
小狐丸・今剣(阿津賀志・第一)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向(パライソ)
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚・第一)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水・第一)
篭手切(葵咲本紀)

 

18.To the North~新曲    
19.えおえおあ (阿津賀志山異聞,2016年) 
20.Etarnal Frame (東京心覚,2021年) 
21.(太鼓曲)    
22.漢道 (トライアル公演,2015年) 

 

23.獣 (真剣乱舞祭2017,2017年)  全振り第三形態
小狐丸(あつパリ)
今剣(阿津賀志)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
桑名・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水)
篭手切(葵咲本紀)

 

24.問わず語り (東京心覚,2021年)
戦闘

 

 

 

☆東京後半(6/24〜26)

8.クロニクル(髭切膝丸 双騎出陣2019 ~SOGA~,2019年)
鶴丸(葵咲本紀)・堀川(天狼再)


9.Drive(幕末天狼傳2020,2020年)
和泉守・長曽祢(天狼再) *1


13.Re:verse(新曲)
蜻蛉切(葵咲本紀) *2


14.14th son(江水散花雪,2022年)
小竜・肥前(江水)
*小竜の髪紐が黒


16.STARTING NOW(新曲)
篭手切(葵咲本紀)、松井(パライソ)、桑名・豊前・五月雨・村雲(心覚・第一)

 


*1 長曽祢 6/24夜25昼 ジャケットのフロントオープン

*2  6/24夜は通常、25昼〜肩脱ぎ

 

 

 

 

文:ミント( id:pmintgreen / Twitter @peppermint_112)