刀ミュ衣装についての感想と考察

服飾のプロ目線の刀ミュ衣装についてのあれこれ

その3 真剣乱舞祭2022 ライブ曲セットリストと着用衣装(東京) 備忘録

どの曲で誰が何を着ていたかの一覧

*作品タイトルは略称
初→初演、再→再演

*形態を書いていないものは第二形態
例)心覚→東京心覚・第二形態

*便宜上、曲にナンバリングしてあります


真剣乱舞祭2022 ライブ衣装(東京)
6/22東京夜公演 を基本として作成

 

1.Free Style (静かの海のパライソ,2021年) 
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
ソハヤ(心覚第一)

 

2.揺ら揺らら  (静かの海のパライソ,2021年) 
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
蜂須賀(真剣乱舞祭2018新衣装)

 

3.断然、君に恋してる (阿津賀志山異聞2018 巴里,2018年)
小狐丸・今剣(つはもの)
長曽祢(むすはじ)
蜻蛉切・明石(葵咲本紀)
南泉・肥前(江水)
 

4.お前が知ってる (江水散花雪,2022年) 
和泉守・大包平・小竜・南泉・肥前・小狐丸(つはもの)
*小竜の髪紐が黒

 

5.焔(東京心覚,2021年) 
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚)

 

6.BE IN SIGHT (つはものどもがゆめのあと,2017年) 
小狐丸・今剣(つはもの)
清麿・五月雨(心覚・第一)
大包平・南泉(江水・第一)

 

7.約束の空(葵咲本紀,2019年) 
蜻蛉切・明石・鶴丸葵咲本紀
水心子・大典太(心覚)
肥前(江水)

 

8.Dreamless Dreamer(幕末天狼傳2020,2020年) 
蜂須賀・大和守(天狼再)

 

9.Burn Out(江水散花雪,2022年)
大包平肥前(江水・第一)

 

10.Brand New Sky(結びの響、始まりの音,2018年) 
今剣(あつパリ)
安定・和泉守・堀川・長曽祢(天狼再)
桑名・村雲(心覚・第一)
松井(パライソ)

 

11.Scarlet Lips (幕末天狼傳2020,2020年) 
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切葵咲本紀 肩出し)

 

12.Timeline(阿津賀志山異聞2018 巴里,2018年) ←回替り

 

13.In My Groove(静かの海のパライソ,2021年)
鶴丸(パライソ)

 

14.きみを探してた(幕末天狼傳2020,2020年)
堀川(天狼再)

 

15.革命前夜(東京心覚,2021年) 
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太心覚・第一)

 

16.S(葵咲本紀,2019年)←会場替り
篭手切・明石(葵咲本紀)途中から肩脱ぎ

 

17.mistake(トライアル公演,2015年) 
小狐丸・今剣(阿津賀志・第一)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向(パライソ)
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚・第一)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水・第一)
篭手切(葵咲本紀)

 

18.To the North~新曲    
19.えおえおあ (阿津賀志山異聞,2016年) 
20.Etarnal Frame (東京心覚,2021年) 
21.(太鼓曲)    
22.漢道 (トライアル公演,2015年) 

 

23.獣 (真剣乱舞祭2017,2017年)  全振り第三形態
小狐丸(あつパリ)
今剣(阿津賀志)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
桑名・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水)
篭手切(葵咲本紀)

 

24.問わず語り (東京心覚,2021年)
戦闘

 

 

 

☆東京後半(6/24〜26)

8.クロニクル(髭切膝丸 双騎出陣2019 ~SOGA~,2019年)
鶴丸(葵咲本紀)・堀川(天狼再)


9.Drive(幕末天狼傳2020,2020年)
和泉守・長曽祢(天狼再) *1


13.Re:verse(新曲)
蜻蛉切(葵咲本紀) *2


14.14th son(江水散花雪,2022年)
小竜・肥前(江水)
*小竜の髪紐が黒


16.STARTING NOW(新曲)
篭手切(葵咲本紀)、松井(パライソ)、桑名・豊前・五月雨・村雲(心覚・第一)

 


*1 長曽祢 6/24夜25昼 ジャケットのフロントオープン

*2  6/24夜は通常、25昼〜肩脱ぎ

 

 

 

 

文:ミント( id:pmintgreen / Twitter @peppermint_112)

【6/17更新】その2 真剣乱舞祭2022 ライブ曲セットリストと着用衣装(福岡〜千葉) 備忘録

どの曲で誰が何を着ていたかの一覧

*作品タイトルは略称
初→初演、再→再演

*形態を書いていないものは第二形態
例)心覚→東京心覚・第二形態

*便宜上、曲にナンバリングしてあります


真剣乱舞祭2022 ライブ衣装(福岡〜千葉)
6/4福岡夜公演 を基本として作成

 

1.Free Style (静かの海のパライソ,2021年) 
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
ソハヤ(心覚第一)

 

2.揺ら揺らら  (静かの海のパライソ,2021年) 
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
蜂須賀(真剣乱舞祭2018新衣装)

 

3.断然、君に恋してる (阿津賀志山異聞2018 巴里,2018年)
小狐丸・今剣(つはもの)
長曽祢(天狼再)←*1
蜻蛉切・明石(葵咲本紀
南泉・肥前(江水)
 

4.お前が知ってる (江水散花雪,2022年) 
和泉守・大包平・小竜・南泉・肥前山姥切国広(江水)*2
*小竜の髪紐が黒

 

5.焔(東京心覚,2021年) 
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚)

 

6.BE IN SIGHT (つはものどもがゆめのあと,2017年) 
小狐丸・今剣(つはもの)
清麿・五月雨(心覚・第一)
大包平・南泉(江水・第一)

 

7.約束の空(葵咲本紀,2019年) 
蜻蛉切・明石・鶴丸葵咲本紀
水心子・大典太(心覚)
肥前(江水)

 

8.未だ視ぬ世界(東京心覚,2021年) 
大典太・ソハヤ(心覚・第一)

 

9.風の先へ(三百年の子守唄 2019,2019年) 
蜻蛉切葵咲本紀
豊前(パライソ)

 

10.Brand New Sky(結びの響、始まりの音,2018年) 
今剣(あつパリ)
安定・和泉守・堀川・長曽祢(天狼再)
桑名・村雲(心覚・第一)
松井(パライソ)
*2

 

11.Scarlet Lips (幕末天狼傳2020,2020年) 
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切葵咲本紀 肩出し)

 

12.Timeline(阿津賀志山異聞2018 巴里,2018年) ←回替り

 

13.Mirage(つはものどもがゆめのあと,2017年) 
小狐丸(つはもの)

 

14.Blue Light(幕末天狼傳2020,2020年) 
浦島(パライソ)

 

15.革命前夜(東京心覚,2021年) 
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太心覚・第一)

 

16.Tears(江水散花雪,2022年)←会場替り
山姥切国広(江水・第一)

 

17.mistake(トライアル公演,2015年) 
小狐丸・今剣(阿津賀志・第一)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)*1
蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向(パライソ)
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚・第一)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水・第一)
山姥切国広(江水・第一)

 

18.To the North~新曲    
19.えおえおあ (阿津賀志山異聞,2016年) 
20.Etarnal Frame (東京心覚,2021年) 
21.(太鼓曲)    
22.漢道 (トライアル公演,2015年) 

 

23.獣 (真剣乱舞祭2017,2017年)  全振り第三形態
小狐丸(あつパリ)
今剣(阿津賀志)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
桑名・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲・大典太(心覚)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水)
山姥切国広(江水)

 

24.問わず語り (東京心覚,2021年)
戦闘

 

 

会場替りゲスト衣装

17.mistake

福岡・広島:山姥切国広(江水・第一)

千葉:巴(むすはじ)

 

23.獣 全振り第三形態

福岡・広島:山姥切国広(江水)

千葉:巴(むすはじ)

 

 

会場替りゲスト曲

福岡・広島
16.Tears(江水散花雪,2022年) 
山姥切国広(江水・第一)

 

千葉

16.誰のモノでもない人生(結びの響、始まりの音,2018年) 
巴・和泉守(むすはじ)

 

 

会場替り曲

千葉

8.Dreamless Dreamer(幕末天狼傳2020,2020年)
蜂須賀・大和守(天狼再)


9.Burn Out(江水散花雪,2022年)
大包平肥前(江水・第一)


13.In My Groove(静かの海のパライソ,2021年)
鶴丸(パライソ)


14.きみを探してた(幕末天狼傳2020,2020年)
堀川(天狼再)

 

 

 

*1.会場衣装チェンジ

3.断然、君に恋してる
長曽祢 福岡:天狼再第二、広島・千葉:むすはじ第二

 

17.mistake
千葉:和泉守(むすはじ)

 

*2.会場ゲストによるチェンジ

4.お前が知ってる
福岡・広島:山姥切国広
千葉:小狐丸(つはもの)

 

10.Brand New Sky
千葉:+巴(むすはじ)

 

 

 

 

 

文:ミント( id:pmintgreen / Twitter @peppermint_112)

真剣乱舞祭2022 ライブ曲セットリストと着用衣装(福井〜宮城) 備忘録

どの曲で誰が何を着ていたかの一覧

*作品タイトルは略称
初→初演、再→再演

*形態を書いていないものは第二形態
例)心覚→東京心覚・第二形態

*便宜上、曲にナンバリングしてあります


真剣乱舞祭2022 ライブ衣装 
5/8福井昼公演 を基本として作成

 

1.Free Style (静かの海のパライソ,2021年) 
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
ソハヤ(心覚第一)

 

2.Lost The Memory(阿津賀志山異聞 巴里,2018年) 
小狐丸・今剣(つはもの)
安定(天狼初)
明石(葵咲本紀
浦島・日向(パライソ)
ソハヤ(心覚・第一)

 

3.Junk History   (三百年の子守唄 2019,2019年)
安定・蜂須賀(天狼初)
堀川(むすはじ)
村正・蜻蛉切(みほとせ再)
明石(葵咲本紀
浦島(パライソ)
 


4.お前が知ってる (江水散花雪,2022年) 
小狐丸(つはもの)
和泉守・大包平・小竜・南泉・肥前(江水)
*小竜の髪紐が黒

 

5.Jackal (三百年の子守唄,2017年) 
長曽祢(むすはじ)
村正・蜻蛉切(みほとせ初)
桑名(心覚・第一)
松井・日向(パライソ)

 

6.BE IN SIGHT (つはものどもがゆめのあと,2017年) 
小狐丸・今剣(つはもの)
清麿・五月雨(心覚・第一)
大包平・南泉(江水・第一)

 

7.約束の空(葵咲本紀,2019年) 
村正・蜻蛉切・明石・鶴丸葵咲本紀
水心子(心覚)
肥前(江水)

 

8.SUPER DUPER DAY (江水散花雪,2022年) 
小竜・南泉(江水・第一)
*小竜の髪紐オレンジ(通常)

 

9.Just Time (つはものどもがゆめのあと,2017年) 
五月雨・村雲(心覚)

 

10.Brand New Sky(結びの響、始まりの音,2018年) 
今剣(あつパリ)
安定・和泉守・堀川・長曽祢(天狼再)
桑名・村雲(心覚・第一)
松井(パライソ)

 

11.Scarlet Lips (幕末天狼傳2020,2020年) 
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
蜻蛉切葵咲本紀 肩出し)

 

12.美しい悲劇 ←回替り

 

13.抱きしめて、雨 (江水散花雪,2022年) 
和泉守(江水第一)

 

14.Supernova (静かの海のパライソ,2021年) 
松井(パライソ)

 

15.革命前夜(東京心覚,2021年) 
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲(心覚・第一)
大包平(江水・第一)

 

16.Yellow Sac Spider(静かの海のパライソ,2021年)←会場替り
豊前(心覚・第一)
倶利伽羅(パライソ)

 

17.mistake(トライアル公演,2015年) 
小狐丸・今剣(阿津賀志・第一)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
村正・蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向(パライソ)
桑名・豊前・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲(心覚・第一)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水・第一)
倶利伽羅(パライソ)

 

18.To the North~新曲    
19.えおえおあ (阿津賀志山異聞,2016年) 
20.Etarnal Frame (東京心覚,2021年) 
21.(太鼓曲)    
22.漢道 (トライアル公演,2015年) 

 

23.獣 (真剣乱舞祭2017,2017年)  全振り第三形態
小狐丸(あつパリ)
今剣(阿津賀志)
安定・和泉守・堀川・蜂須賀・長曽祢(天狼再)
村正・蜻蛉切・明石(葵咲本紀
鶴丸・松井・浦島・日向・豊前(パライソ)
桑名・ソハヤ・水心子・清麿・五月雨・村雲(心覚)
大包平・小竜・南泉・肥前(江水)
倶利伽羅(パライソ)

 

24.問わず語り (東京心覚,2021年)
戦闘

 

会場替りゲスト衣装

17.mistake

福井:大倶利伽羅(パライソ)

愛知:岩融(阿津賀志)

大阪:陸奥守(むすはじ)

宮城:加州(単騎アジアツアー)

 

23.獣 全振り第三形態

福井:大倶利伽羅(パライソ)

愛知:岩融(阿津賀志)

大阪:陸奥守(むすはじ)

宮城:加州(天狼再)

 

 

会場替りゲスト曲

愛知
16.SAKAZUKI華兄弟!(つはものどもがゆめのあと,2017年) 
今剣・岩融(あつかし)

 

大阪
16.漢花、美しき日々(結びの響、始まりの音,2018年)
安定・陸奥守・長曽祢(むすはじ)

 

宮城
解けない魔法(トライアル公演,2015年)
加州(単騎出陣アジアツアー2019 お直しあり?)
*初出:シャツブラウス 単騎出陣2017、ジャケット・パンツ 単騎出陣2018

 


会場替り曲
大阪・宮城

8.illusion of my heart (東京心覚,2021年)
水心子・清麿(心覚・第一)

 

9.Be cool! (静かの海のパライソ,2021年)
浦島・日向(パライソ)

 

13.Real Love (三百年の子守唄,2017年)
村正(葵咲本紀 肩出し)

 

14.Blackout (葵咲本紀,2019年)
蜻蛉切(みほとせ再・第一)

 

 

セットリストはsoubiさんTwitter @soubi422)よりお借りしました。

文:ミント( id:pmintgreen / Twitter @peppermint_112)

江水散花雪 二部衣装

ざっくりしたことは前回書いたので、今回は細かい個人的萌えたポイントを叫びます。

初日の配信+ディレイでの記事はこちら

peppermint.hatenablog.jp

 

 

 

四度見した 南泉のネクタイの裏

赤いネクタイの裏側が三毛猫柄なんて、どうやったら思いつくんです???

天才通り越して神ですね!

南泉のネクタイの裏が三毛猫柄

 

そして、凝った衿まわり

赤い縁取りに見えていた衿は二枚重ねになっていました。重ね衿の下が赤、上が南泉の戦装束のシャツと同じ柄。そこに菱形のスタッズ(鋲)が付いてます。
金の華奢なチェーン+スタッズという異色の組み合わせでエレガントとヤンチャ感がいい塩梅になっています。

 

 

 

金色の刺繍装飾

3.16追記あり

前回「装飾に金色の刺繍モチーフ」と書きましたが、訂正します。
こちらはよく観察すると「刺繍モチーフ」と「刺繍」の二種類です。

刺繍モチーフというのはこれ↓ 。様々な形があってアイロン接着や縫い付けて使います。

f:id:pmintgreen:20220313153157j:plain

刺繍モチーフ



肩の装飾は刺繍、身頃はモチーフ貼りかと思います。じかに刺繍してある方が厚みが少なく、生地に馴染みます。

---追記3.16---

チュールへの刺繍を生地に乗せたものではないか?とのご意見がありました。
モチーフ刺繍よりも薄く使い勝手が良いので、その可能性もありそうです。
チュール刺繍は土台のチュール(細かい網々の生地)がやや残りますが、チュールは乗せた生地に馴染んで目立たなくなります。
天狼傳初演の兼さんの第二形態のジャケットの肩のスタッズの上にチュールの覆い布がありましたが、衣装展示で初めて気づくくらいの目立たなさです。
今回の大包平のラペル(衿)は見返しまで刺繍模様が入っているので、チュール刺繍を乗せたものかもしれません。
まんばちゃんと小竜くんの肩は、袖の山のカーブが綺麗なのでどうなのかなあ…(チュール生地でここまで綺麗にカーブを出すのは難しいので。でも農本さんならやりそう…)
現物を目の前で見ていないのに言い切ってしまってすみません。実物を近くで見たいです。

---追記ここまで---

南泉のジャケット衿の縁取り・小竜の肩 の装飾が刺繍、南泉の袖口はモチーフ貼り

大包平のジャケット(ラペル、身頃)はモチーフ貼り

それにしてもこの二種類の金色の装飾は見ばえが素晴らしいですね。刺繍でここまでの装飾をした二部衣装は初めてかと思います。
特に肩の部分はカーブしているし腕を動かす時にシワが寄るので、この面積の装飾は刺繍だからこそできたのかなと想像しました。

南泉のジャケットの衿の縁も緩く長いカーブが綺麗。

 

 

 

小竜くんについて

あのですね、どの形態も好きすぎてヤバイです。ヤバイしか出ません。

まずジャケットのシルエットが完璧。
その上に ウエストの覗き竜、紋をあしらったブローチ(しかも黒いリボン付いてる)。織模様のある上品な生地とレザーの組み合わせ。

小竜全身。優美

小技というか、細かいところまできっちり作られているなと感じる部分の一つが小竜ジャケットの袖口。
フリルが出る長さは、外袖側を長くすることで美しく見えるんですね。

小竜のジャケット袖口のフリル  


第二形態はレースフリルたっぷりのブラウスをラフに着こなす
サスペンダーはボタン留めスタイル!腰に金の装飾でエレガント&華やかをさらにプラス。
モノクロに添えられたキャラ色の腰布。
拝むしかねえ。

小竜くんの第二形態が美しい


第三形態は、第一二と色味を抑えてきての…カラードーン!!が好きなのですが、これはらぶフェスに期待します。

 

 

 

大包平、二種類の赤

第二形態は、黒と真っ赤です。そこにジャケットの臙脂色(濃い赤)。

デザインのセオリーとして色数を多くするとまとまらない、近いけど異なる色同士を組み合わせるのはちょっと難しいというものがあります。

ですが、今回の大包平真っ赤と濃い赤を使っています。

しっくりくるのはジャケットの濃い赤が髪色に近いからかな。そして、表地が濃い赤のジャケットの裏地に真っ赤を合わせることでトータルの統一感が増します。

全部を濃い赤にしてしまうと、華やかさが減るのと他のキャラと色が被ってしまいますね。ここの二つの赤の使い所と分量のバランスが素晴らしいと思います。
真っ赤な切替デザインから受ける、堂々たる華やかさ大包平味が全開です。

大包平のジャケットの裏地が真っ赤

大包平第二形態は赤と黒

 

 

和泉守兼定の奇跡

きちんと考えられているので奇跡ではないんですけど、奇跡的な、もうほんとに神がかった絶妙な組み合わせなんですよ!!

黒で揃えているけれど実は…

 

まず、三揃いではないこと。

ジャケット・ベスト・パンツ が全て異なる生地です。

しかも二種類の織柄生地とレザーという個性的な生地をチョイスしてます。一ミリでもしくじったら個性がぶつかり合って良さが死滅するやつですよ。それを寸分の狂いもなく、バチっと決めてます。すごい。


衿まわりの組み合わせ
(前回の記事でも触れました)

ジャケットのラペル(衿)の紋が引き立っています。
全体が黒の中の臙脂色が目を引きます。ジャケットとベストは黒に対してラペルの臙脂色です。
白が差し色になっています。ネクタイベストの縁取りです。

ここでシャツが全部黒だったらどうでしょう?
ラペルの臙脂色が浮いてしまいます。
シャツの身頃は赤・衿は黒とすることで調和がとれています。
しかも金のチェーンに飾りの石までついてますね。なんなんでしょうか、最高ですね。

ちなみに、ジャケットの上衿の金色模様は刺繍・身頃はモチーフ貼り、シャツの衿の模様はプリント、と予想しました。

兼さんのトップスの色合いと生地の合わせ方をみて欲しい!

 

全身で見ると、金色の縁取りも手袋と合わせていい仕事してますね。

ながーい腰布も素敵。これ、裏地が浅葱色じゃないところがグッドチョイスですね。
正面から見たときの黒と臙脂色の面積がいいバランスしてるなあ。
この長い腰布をさばく姿が好きです。階段を上がるときにちょっと持ち上げたり、踊るときにまとわりつくのを脚でさばいたり…ありがとう、布。

 

第三形態になると、腰布の表は赤・裏は浅葱色になって印象がガラリと変わるのも面白いです。

 

 

 

まんばさんの隠せない美しさ

白と紺にオレンジの差し色は戦装束そのままなんですけど、なんですけど全身から漂う高潔さ。
なんで?

例えば、紺と白は堀川もなんですけど、彼は優等生感と隠した鋭さみたいなものを感じるんです。

まんばさんは綺麗なんですよ。
金色の装飾とか白色の使い方とか全体のフォルムとか、一つ一つが合わさって全体のイメージになっている という感じでしょうか。
まんばさんは綺麗!!!(二度目)

まんばちゃん上半身。フードが目を引く

 

ジャケットの前側のデザインが礼装の燕尾服なんですね。+ベストの燕尾裾で 燕尾服が出来上がる というのは面白いですね。
礼装タイプの燕尾服とフードと六分袖って、よく考えたらはちゃめちゃな組み合わせです。
それをまとめたら美しく気高く強いになるんだから、どうなってるんでしょう???やはりデザイナーさんは神なのでは。

 

ところで、兼さんは異なる生地と書きましたが、まんばさんは同じストライプを使っています。
「シャツとベストの切り替えとジャケットの一部」が同じストライプです。
ここを統一させることで余計な要素がなくなり、フード・差し色オレンジという個性が強い部分とぶつからずに良いバランスになっているのかもしれません。

シャツとベストの一部がストライプで揃い

 

 

肥前くんは殺傷能力が高い

初見は、あーウンウンかっこいい。レザーとか肥前くんぽいよね!って思ったんですけど、彼もまた一つ一つが凝っていて発見する度にウッってなる。

垂らしただけのネクタイ
鈍赤のベルト飾り
装飾がシルバー肥前くんだけ!)

ここまででもう拝み始めるんですけど、

第二形態でよく見える腰布、クロコダイル型押しですね?
薄いフェイクレザーで一部分だけギャザーがよせてあります。そのため、体にしっとりと沿いつつ、後ろ姿ではギャザーのよる表情の変化も楽しめます。
ショートジャケットとタイトパンツなので、後ろ姿では腰布がのっぺり見えてしまうのをギャザーで変化をつけることで回避しているなと感じます。

しかもこの腰布、下にラメ生地重ねてありますよ。チラッとしか見えないのに、こだわりを感じます。ありがてえ。

 

肥前の腰布の内側にラメ布が重ねてある

肥前の腰布はクロコダイル型押し(?)

第三形態はもうなんもいうことないですね。お写真ありがとうございます。

こちらの腰布は半分ずつ無地と柄だったのはお写真で知りました。第三形態って時間短いですよね。

肥前第三形態

 


今回は赤と黒の男士が多かったですね。

その中でそれぞれ個性的でキャラらしく、他の色のキャラも合わせて揃ったときの見栄えもふまえたデザイン。

毎回、かっこいい!!けどそれだけじゃない、たくさんの工夫と秘密が詰まっているなと感じます。

第二形態集合 赤と黒が多い


最後に、今回はダンサーさんが全員違うデザインでした。(心覚もそうでしたが)
ダンサーさんの衣装まではなかなか目が足りないのですが、配信でじっくり見てみたいと思います。

バリエーションのダンサーさん

 

 

感想、励まし、質問などはこちらへ。

質問箱 https://peing.net/ja/pmintgreen?event=0

回答はTwitter https://twitter.com/peppermint_112で。回答不要の場合は明記ください。

江水散花雪_二部衣装ディレイの感想

2022.3.14追記

千穐楽を終えて、引用をふまえつつより詳しい記事を書きました。

↓↓↓新エントリはこちらから↓↓↓

peppermint.hatenablog.jp

-----------------追記ここまで-----------------

 

貴族かな?!王室からの密命で裏仕事もしてる系貴族じゃん???

という強い幻覚が見えました。
私は洋装テイストが大好きなので、事前に購入していたブロマイドをみた瞬間ガッツポーズでした。

 

今回の衣装は煌びやか〜!そして上品さとダーティーな相反する印象を受けました。
煌びやかなのは、見たままの金色の装飾から。きれいすぎないのはシャツの色が全体的に暗い色だからでしょうか。

第二形態からスタートしたのでびっくりして色々吹っ飛んでしまいましたが、この記事は全体的に書いていきます。
ステージ上でジャケットを着せてもらう男士最高でしたね!!!

 

 


シンプルだけど大胆な装飾。計算された派手さの舞台映えがすごい!
シンプル???って思いますよね、わかります。実は今回は装飾資材の種類が少ないのでは?と思います。刺繍モチーフと金のチェーン+いつものひもやタッセル(房)くらいなんです。

例えばパライソだと装飾テープやフリンジ・レースがたくさん使われていました。今回はそれがないんです。
使う装飾の資材をこんなに絞ってもこれだけの映えのある衣装を作れるんだー!という驚きがありました。

 


全振りの共通点

・金の装飾
刺繍モチーフを多用+金のチェーン
肥前くんだけシルバー)

・シャツとネクタイ
このネクタイの扱い方がキャラらしい!
きっちり締める:兼さん、大包平、山姥切国広
緩く締める:南泉
垂らしているだけ:小竜(リボンタイ)、肥前

 

 

戦装束からのモチーフ
兼さん:ジャケットの背中
山姥切国広:フード(戦装束と同じ穴がある!)
小竜くん:ジャケットのウエストラインに覗き竜モチーフ
大包平:ベストの赤い縁取り(戦装束のフロント部分とスボンの裾に赤い縁取りがあります)
手袋・手甲が片手しかない大包平と山姥切国広も戦装束からですね。
肥前くんはダメージ加工が戦装束のイメージからかもしれません。
反対に南泉はお腹を出していません。ここは安直に腹出ししていないところが私はいいと思いました。
ところで兼さんの手袋、今までは戦装束と同じ長いタイプだったと思うのですが、今回は指ぬきグローブ(短め)ですね。手首が見えてます。その見えた手首にレザーのブレスレットしてる!

 


配色バランス
いつも見事な色使いですが、今回も絶妙でした。

山姥切国広のネクタイの白が目を引きますが、フードと腰布の白と合わせて全身で見ると、このネクタイは水色でもオレンジでもなく白が正解なんだなと思いました。

 

兼さんも白いネクタイです。まずそこに気を取られたのですが、衿周りの配色がえげつないです。
ジャケットのラペル(臙脂色の部分)に紋が入っています。ジャケットの上衿・シャツの衿・ベストが黒なことでそのラペルが引き立ちます。シャツが臙脂色で衿だけ黒になっているんですよ!
しかもこのシャツの衿は金の模様が入っているのですが、あの鳳凰からの模様なのでは?!
そしてキャラ色の浅葱色は今回も利いていました!第一形態では全身が赤と黒の中腰紐だけ浅葱色。第二形態ではベストの房。ほんの少しだけなのに存在感があります。

 

大包平は、ネクタイ・ベストの縁取りと脇の切替・ズボンの脇切替が赤です。ジャケットだけ臙脂色なんですね。このジャケットの色は髪色とも合っていてとても素敵です。これが真っ赤だったらきっとイメージは全然違うものになってしまうでしょう。

兼さんと大包平は「赤と黒」という色被りなので、そこの差を上手に出しているなと感じました。

 

肥前くんだけ装飾がシルバーなのも本当に最高です、ありがとうございます。

 

小竜くんに関しては、第一・第二形態と色を抑えてきての、第三形態でドーンとカラー入れてきたところが大好きです!

 


衣装の細かいところ

ジャケットの袖口にフェイクでシャツのカフスが付いています。(小竜くんはフリル)
これがあることで、きっちりかっちり感が出ています。

 

専門用語が入るのですが、声を大にして言いたい
南泉のジャケットのヘチマカラーすげえー!!!!

よくあるスーツのジャケットの衿とは違うこの形、これがヘチマカラーです。

江水散花雪_二部衣装南泉のえり

へちまカラー

これはタキシードで使われる衿の形です(レディースは似た形でショールカラーというのはあります)。
南泉の、柄の悪さだけでなく隠しきれない品の良さが漂ってくるのはこういうところからでしょうか。

 

山姥切国広の妙

お!と思ったのは山姥切国広の第三形態です。袖付いてますね。キャップスリーブというちょこんとした袖。

江水散花雪_二部衣装キャップスリーブ

左が普通の袖、右がキャップスリーブ

 

毎回ノースリーブの男士のなかに袖付きの男士がいます。日向くん・物吉くん・安定・村雲くん・髭切さん……
今回はその枠が山姥切国広でした。やばい。ありがとう。

 

第二形態のベストは燕尾裾です。ウエストを絞って燕尾裾のラインはやや広がったフレア。前の合わせの凝った装飾と白いふわふわの腰布と合わせて曲線の柔らかさがあります。
ですが、第一形態のジャケットは肩に大きな装飾があるため、カッチリした男らしさがあります。
この「柔らかさ」と「男らしさ」の相反する組み合わせが、私の持っている『山姥切国広は強さと優しさがある』というイメージと合うなあと感じました。

 

 

今回もそれぞれ個性が出ていました。

  • 肥前くんのソールがごつい
  • 大包平のショートブーツで臙脂色
  • 兼さんのロングロング編み上げブーツ
  • 小竜くんはジョッキーブーツっぽい
  • 南泉くんのくるぶし丈ブーツ
  • 山姥切国広のシンプルな編み上げブーツ

そう!そうなんですよ!という感じのラインナップです。南泉がローファーじゃない!大包平は黒色じゃない!うぉぉぉー最高。

 


萌えポイント

  • 小竜くんのサスペンダーがボタンで留めるタイプだった
  • 兼さんの超ロング腰布が、踊るときに長い脚に絡みついてそれをさばく姿が超絶かっこいい
  • 兼さんのソロでダンサーさんが赤い手袋をしているのがかっこいい

 

 

第三形態

忘れちゃいけないですね。
ここだけ『和』
ガラッと変えてきました。びっくり&味変して楽しめる
腰布が個性豊かなのでじっくりみたいところです。
山姥切国広の絞りっぽい水色なのがいいなーとか、小竜くんの着物の裾の裏地に入っている模様が見たい!とか色々あります。
南泉くんの祭りっぽい感じが好きです。

 


最後に、大包平ってさあ…最高に大包平感出てましたよね。圧が大包平

 

パライソ二部衣装(2021)

好きしか詰まっていないパライソ二部衣装。
元々洋装が好きなのもあって心を鷲掴みにされました。
2020のパライソの続きとして、ライブ衣装を変えずにいてくれたことに大歓喜です。
最初のパライソでのブロマイドだけの記事はこちら。自分でもだいぶトチ狂ってたなと思いますが、書かなくてはいられないほどの衝撃でした。
今回の記事と合わせてご覧ください。

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ブロマイドしか見てなかったので、初見の二部衣装で「その後姿は聞いてない!!」とリアルで叫びました。かっこいい。

ということでまずは第二形態から。
装飾多めのかっこいい王子様〜とか思ってぽやんとみてたら大変なことになってました。

注)便宜上 上に着ているジャケットを「外ジャケット」、中のトップスを「内ジャケット」と表記します。

 

エレガントとハードの組み合わせ

刀剣男士たるもの、ただの王子様じゃありませんでした。

肩の大きな飾り(肩章)やベロア・煌びやかな装飾テープから漂うエレガンス
 ×
レザーやファスナー飾りから漂うハードさ

この組み合わせが気品と強さを漂わせているのではないでしょうか。

豊前:外ジャケット→ベロア×レザーロイヤルロープ、内ジャケット→後裾はジャガード生地で燕尾デザインレザーパンツ

倶利伽羅:外ジャケット→レザー多め、内ジャケット→ラメ入りクラッシュベロア(?)、パンツはサテン生地、腰布レザーと薄い布(黒地に金ラメ)の二枚重ね

松井:外ジャケット→ベロア、内ジャケット→ジャガード生地黒ベルトニーハイブーツ

 

交互に攻めてくるいい塩梅。
この、どっちかにするのではなくて組み合わせようって発案にありがとうございます!
普通はテーマ決めたらそれで統一するんですよ。テーマなんで。キラキラ王子様でも100点だったし、バリバリハードな感じでもきっと100点だったと思うんです。でもですよ、これをミックスしてこんなんされたら100億点!って叫びます。(点数つけるのもおこがましい話なんですが)

 


生地のミックスと飾りの大盛り

ブロマイドでも思ったんですけど、使用素材の種類めちゃ多そう

例えばパッと見て確認できるものだけでも

倶利伽羅
身頃生地→レザー・パイソン柄レザー・和柄・クラッシュベロア(袖口も)・サテン(パンツ)・肩布
装飾→肩章(フリンジ・ブレード)・ブレード5種(確認できたもの)・タッセル(房)・ファスナー

 

鶴丸
身頃生地→凹凸のあるジャガード生地・グレー生地・和柄・白ラメ生地・サテン(パンツ)・肩布・腰プリーツ布・カフス黒生地
装飾→肩章(フリンジ・ブレード)・ブレード7種(確認できたもの)・タッセル・チェーン・紐飾り・ストーン(ラペル)

 

 

浦島くんは
身頃生地が、外ジャケットの前左右で異なる生地を使用。パンツも前後で色を変えている。

 

日向くんは数え切れない…

 

これだけの種類を使っているのにそれを感じさせないくらいに、まとまりがあってかっこいい。
・生地は和柄生地を「和」を主張しすぎずアクセントとして効果的に使っている。
鶴丸は同じ「白い生地」でも質感の違うものを組み合わせて『映え』を出している。
・装飾の「金色」は色味を揃えている。鶴丸のブレードは二種類の金色。

主張の激しい生地を何種類も使うとケンカしてしまうところをうまくまとめあげてあると思います。生地のチョイスと使い方でしょうか。そして、それに合う装飾としてこれだけたくさんの種類を使っているのかも?

 

ところで日向くんが最高じゃないですか
戦装束からのモチーフとして、フード・サッシュ・ブーツの紐かなと思うんですが、これのアレンジが神業。
フードには編み上げ紐。サッシュベルトは一枚布ではなく二枚をセンターで編み合わせ。ブーツの紐がリボンになっているだけではなく、かかとにもリボンが付いている!!かかとですよ!
そして、腰布には梅模様。
全体的にはショートパンツと帽子と相まって可愛らしい雰囲気ですが、可愛すぎないところもポイントかなと思います。色が黒と赤ということもありますが、フリルが共布なところに注目しました。このフリルがレースやチュールだったら甘くなりすぎていたんじゃないかな。

日向くんのブーツのかかと

 

あとさあ、松井サンすごくないですか。あんな気品と強さに溢れた衣装着こなせるの松井サンだけですよ。袖口のフリルほんとありがとうございます。ウエストと太もものベルトはなんなんですかね。そこに一つ存在するだけで宇宙が広がる(なに言ってんですかね私)

 

もう一つ鶴丸の腰布について語ってもいいですか語りますね。
今回細いプリーツの布ですね。腰布っていうとふわふわ系か今回の大倶利伽羅みたいなストンとしたのが多いんですけど。
この薄地で細かいプリーツの布は立っていると体に沿っています。シルエットはスッキリします。そして動くと滑らかに広がります。

鶴丸のしなやかな動きに合わせてスルリヒラリと舞う腰布、最高ですね!

 

 


第二形態で語りすぎました。第一形態です。

第一形態は前回のブロマイド記事に書いたのとあまり差がないのでそこは割愛します。

実際に動いた時の袖の軽やかさとスカート部分の広がり方がとても素敵でした。

第一形態はベルトのデザイン以外は基本形は全振り同じです。松井のマントとスカート部分の丈が違う程度です。
ほんの少しのアレンジで、各キャラらしさが出ているところがすごいですね。

袖のひらみは、袖下が袋状になっていないことでより一層ひらひらするのかなと思います。

 

照明が合わさると神々しさMAXだし、松井サンのマントがまじで尊い


第三形態
松井サン最高。片袖だけシースルーのパフスリーブとかなんなん。マジで最高。
倶利伽羅の裾の紫とかも凝ってていいですよね。
……語彙力がなくなりました。みんな違ってみんな素晴らしかったです。

 


そしてダンサーさんの衣装も素敵でした。
前の銀色の模様のところが和っぽい波柄でしたね。
仮面もマントもかっこよかったです。

 

 

最後に「衣装好きオタクが独断で選ぶ萌えポイント」

鶴丸の第二形態:首の後ろのフェザー(ふわふわの羽)
日向くんの第三形態:絶対に見えないお腹(素肌)
松井の第一・第二形態のダブルボタンときての第三でのボタン見えない仕立て。第二の後ろのリボン
豊前と松井のイヤリング(片耳!)
かめきちのドレスアップ

 

第二形態の後ろ姿最高だからバックショットをください。
長い後ろ裾最高…燕尾…フリンジ…尊い

 

 

天狼傳2020 第三形態についての謎

第三形態がつなぎなのかそうじゃないのか、なぜつなぎにしたのかを公演期間中ずっと考えていた

 

公演前届いたブロマイドではパッと見てセットアップの上下だと思いました。でもよく見ると縫い目がつながって見えるところがあって、まさかそんなね〜ハハハ。からの公演始まったらつなぎにも見えるしセットアップにも見えるしなんなのどっちなの!!!!って目を皿のようにして見ました。

 

 

 

すっきりとまとまったデザインという印象ながら細部は凝っていて、それぞれの個性がしっかりあるし沖田組は対だし、なんかもうかっこいい最高!って言葉しかないです。

 

そもそもつなぎかそうじゃないかってそんなに重要?って思いますよね。はい。重要なんです(私にとっては)

つなぎにするメリットってデザイン性以外にはない(二部衣装では)と思うんですよ。
デメリットというか、クリアしなければならない点の方が大きいので、なぜつなぎにしたのか?という大きな疑問が出たというわけです。


つなぎのクリアするべき点とは、ゆとりの取り方です。

一般的なつなぎというとどんな服を思い浮かべますか?作業着、オーバーオール、サロペット……最近はレディースのサロペットが流行ってますね。ゆるっとしたシルエットでズボン部分がワイドパンツになっているやつ。
そう、だいたいつなぎっていったらゆったりしてるんですよ。


ここからちょっと小難しい説明になります。人体の可動の話です。

なぜつなぎがゆったりとしているかというと、人の体の動きを妨げないためです。
動作をした時に背中〜腰は大きく伸びます。『しゃがんだり腕を伸ばしたらズボンからシャツの裾が出ちゃった』なんて経験はあるかと思います。
フィットしたデニムパンツと普通の布のシャツを着ている状態でウエストが縫い合わされていたら?
屈んだら背中がつっぱります。腕を上げられません。

ちょっと昔にローライズデニムパンツが流行した時、しゃがんだ腰の素肌が丸見えなんてこともありましたね。

つまり、上下くっつけたつなぎの場合は、体の動きに服がついていくための”ゆとり分”がとっても多いです。もしくは水着やスポーツウェアみたいに伸縮性の高い生地を使う必要があります。

 

では今回の第三形態はどうでしょうか?

ブカブカしてない、程よいフィット感
スポーツウェアほどのストレッチ性があるとは思えない、普通にかっこいい生地

これで動いてつっぱらないの?
ブロマイドで床に座ってましたけど、食い込まない?

 

というわけで、実はセパレートvsどうみてもつなぎ で毎公演どっちなの対決を一人繰り広げていました。

 

長曽祢さんはまず一番につなぎだなって判定しました。パンツ部分も少しゆとりがあるし。

 

加州はわき腹がちらっと見えたんですよ。わき腹が見えるってことはトップスがずり上がってるってことでしょ?じゃあセパレートじゃん!!

と思わせてからの加州と安定は『作られたわき腹チラ見せ』だった!!!

 

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安定の脇腹

あえてつなぎにしておいて、ラウンドしたトップス裾の隙間から肌見えしているように見せかけるとか天才か!天才だったわ

遊び心の一言で片付けられないですよ!

しかもこのチラ見えは二振りが左右対称。
全体のシンメトリーデザインにチラ見せ窓まで含まれてたー。かわいい。死んだ。

いやいやちょっと待って。パンツ結構フィットしてるよね?トップスは裾のあたりに若干のゆとりある程度だけど、腰回りはだぶついてない。

 

一番の謎が蜂須賀。

どこにも余分なあまり(ゆとり)なくない?すっごい伸びる生地なの?それともつなぎの男士とセパレートの男士がいるの?

→マイク機材が腰じゃなくて背中に入ってた。通常なら腰かな?パンツのウエストから入れるんだと思うんですけど。それが背中ってことは通常じゃない(つまりつなぎ)ってことでしょぉぉ!!

 3枚目の腕を上げた側は脇に布の弛みがない。腕を下げている時には弛みがある。これが”動けるためのゆとり分”と思われます

 

堀川は毎公演どんなに動いても上下のデザイン線に乱れがないのでこれはもう一体型のつなぎだよね、すっきりしてて謎だけど。

サイドのラインが上下つながっていてきれい 

 

兼さんはさ、あの長いおみ足が綺麗に見えるパンツ。あれでどうしてつなぎにできるのかわからん!
普通はですね、背中〜腰で必要になるゆとり分のために股下(ズボンの足が分かれるところ)を下方にするんですよ。でもさ、兼さんの脚はいつも通り長かったじゃん。謎。

 

あの衣装はダンスもしていたし縄跳びもしていたのは奇跡としか思えない。
必要ないところは余計な緩みを入れずにフィットさせ、最小限のゆとり分を確保したということなんでしょう。

あとはストレッチ性高めの生地かな?でもスポーツウェアの生地みたいにはいかないと思うので、やっぱり締めるところと緩めるところの加減がすごいんだと思います。

 

よく観察すると、ズボンがタイトフィットではなく少しゆったりしています。
上衣のウエストにほんの少しのシワが寄っています(シワ=生地のゆとり)
この部分が『最小限のゆとり分』ということでしょう。

 

上下セパレートのセットアップに比べて、つなぎの場合はより厳密なフィッティング(調整)が必要です。
うっかりするとブカブカになってしまったり、逆に動きにくくなってしまいます。
セットアップの方が断然楽なんですよ。でもデザイン面を優先して高い技術でクリアしてるんですね。
第三形態めちゃくちゃかっこいい!!!

 

 

ところで、謎といえばもう一つ
第一形態でコートの裾が翻ったときに、第二形態の裾が見えない仕組みが謎です。
一緒に遠心力でふわーってなるから?それにしたってちっとも見えないなんてことある?(あったから謎)

 1枚目 第一形態の裾の広がりがとても素敵

 

引き抜きの、黒→白→カラー ドーン!って感じがとても素敵でした。
沖田組のマフラーが好きです。スカーフっぽく見せておいて第三になったらマフラーだったところ!
兼さんの第二の裾が裏地は赤を使って、さらに柄の内布がついてるところも好きです。

 

 

あとですね、私の中での萌えポイントは
安定のパンツと蜂須賀の裾の形が天狼傳初演を踏襲してるところです。
具体的には、安定のパンツが膝からギザギザの切り替えが初演と同じ(初演は左脚のみ)、
蜂須賀の第二形態のジャケットの裾の形状が初演の第一形態の裾の形状と同じフィッシュテールです。
そういうところ、大好きです。

 

↓天狼傳(初演)

安定:黒のパンツの膝下が青の切替になっている(左脚)
蜂須賀:後ろ裾が長くなっているデザイン 

 

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2.5dカフェ展示写真

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 安定の膝の切替(ギザギザ)
ズボン部分は座るとフィットする(布が余らない)、ジャスト分量を計算されて作られていると思われる

 

 蜂須賀の裾の形が初演の第一形態と同じ

 

 

かっこよすぎて見るたびに目が回ります。何度見ても解明できないので、まだまだかかりそうです。

 

 

 

 

 

( 文:ミント(id:pmintgreen)、編集・イラスト・画像加工:かんそうぶん(id:Bn295